ANTIQUE JAPANESE RADIO/日本の古いラジオ

written by Koji HAYASHI, Ibaraki JAPAN

Mini-Museum of Japanese Radios/日本のラジオのミニ博物館

Appendix/おまけ

8: Japanese TVs/日本のテレビ
81: Other Electronics/その他
83: Xtal radio/鉱石ラジオ
82: Recent Homemade Radio/最近の自作ラジオ

Page 82. Recent Homemade Radio/最近の自作ラジオ

1st ed. (2001.1.4)+(2001.5.6)+(2001.5.17)+(2001.5.23)+(2001.6.3)+(2001.6.14)+(2001.7.28), 2nd ed. (2006.7.16),(2009.8.1)-(2010.5.3)

HomePageRadio/Radio_P82_RecentHM.html

Homemade/自作

B(146)/120B Sato-Denki kit Regenerative single tube 12A7 radio/サトー電気12A7再生検波1球ラジオ, ['01.1.6]

キャビネット工作

ただの写真

P(204) Otonanokagaku Tuberadio/大人の科学真空管ラジオ, ('06.3.24)

Measurement Tool/測定器

Signal Tracer/シグナルトレーサー, ('04.2.22)

NOT YET

Mega National ('06.4.18)

NOT YET

Leader Audio Generator LAG-26 ('98.10.25) @1.5k

NOT YET

Trio VT-104 SSVM ('98.10.25) @1.5k


Recent Homemade Radio/最近の自作ラジオ


B(146)/120B Sato-Denki kit Regenerative single tube 12A7 radio/サトー電気12A7再生検波1球ラジオ
, ['01.1.6]

このラジオはサトー電気のキットで,米国のST管12A7(米国の整流管1V相当と5極出力管6G6G相当が入った複合 管)を用いた単球ラジオ。ヒータ点灯にだけトランスを用いて,+B電源はAC100Vを直接整流して得るセミ・トランスレス方式のラジオ。我が国でいえば 12F+6Z-P1相当のラジオになる。Yahooで完成品を購入。

 

120B. サトー電気キットの12A7ラジオ

 

本ラジオは出力管6G6G(米国の6Z-P1)相当の出力管を検波に用いて,イヤフォーンで聞くラジオとなっている。何と もミスマッチ。やはり,検波管に6C6を付け,12A7の出力管でスピーカを鳴らす本格的な3球ペン・ラジオの方が自然である。検波コイルは最近のミズホ 通信製で少し高価である。その分,バリコンはAM用ポリバリコン(左ツマミ)。また再生用バリコンはFM用ポリバリコンを2ユニット並列で使用している (右ツマミ)。アンテナ端子は(AL, AS, E)とあるのは昔の形式。

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キャビネットの工作の写真

アリア国策2号のキャビネットを作ろうと試みたが。['99.6.1]

 

 

 

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P(204) Otonanokagaku Tuberadio/大人の科学真空管ラジオ, ('06.3.24)

学研「大人の科学」の「真空管ラジオ」を作りました。電池管の3球式ラジオで、006P9V乾電池5本と単2アルカリ管電池1本でスピーカが鳴らせます。学研では、「大人の科学」シリーズの教材を企画販売しており、「真空管ラジオ」は2006年に発売されました。だれが組み立てても鳴るように設計するのは難しいのですが、ラジオ工房の内尾さん(JA6ABW/1)が設計を担当しこれを実現してくれました。開発中からインターネットで情報が流れたので、すぐに売り切れました。その後、Version2も発売されました。

電池管は米国のミニアチュア管1T4, 1S5, 3S4相当ですが、旧ソ連で相当管が開発されて、名称もロシア名の1K2, 1B2,ハ2P2となり、これが中国で製造されて、ストック品が商社により発掘されて日本にやってきました。真空管は現役の工場製品ではないので、大量に仕入れることは難しく、だから、初版は数万セット、Version2は1万セットくらいの販売と思われます。ロシア東欧系のミニアチュア管は足ピンの先が鋭く研いであり、触ると痛いのが特徴です。

1K2 ; 金印字 北京 3本横線中央に星のロゴ、左に78、裏に8、頭にI, 78-8<I>, 1978年8月製造となります。

1B2-J ;金印字 北京 75-7<J>

2P2 ; 黒印字 北京 3本横線中央に星のロゴ、 62-VI 星<81> <16/7> (軍)

回 路は、5極管1K2(1T4)による再生検波、5極管1B2(1S5)による低周波増幅、5極管2P2による電力増幅で、小型スピーカユニットをドライブ します。アンテナコイルは菱形のプラスティック枠に巻いた明治大正のスタイル、スピーカもダイナミックスピーカユニットをホーンスピーカのドライバとして 埋め込んでいますので、明治大正のスタイルです。

2008年5月になって、組み立てました。ちゃんと音が出てびっくりしました。我が家では鉱石ラジオは鳴りませんが、高一付き鉱石ラジオならかすかに鳴ります。このラジオは大きな音で地元放送局だけは聞く事ができました。ボリュームをあげすぎるとすぐに音が割れるのは、痛し痒し。

 

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Special/特別編


Signal Tracer/シグナルトレーサー

シグナルトレーサーはラジオ修理の道具として戦後普及しましたが,ラジオの修理が流行らなくなると姿を消しました。通常は簡単な信号発生器(RF, AF)と検波器,低周波アンプとスピーカ,それにマジックアイやメーターが組みになり,これ1台で故障修理が行えるというものです。現在ならSGやAFosc,それにオシロスコープという組み合わせでしょうか。

稲垣電気(株),シグナルトレーサー

 

 

From left top, spaker, meter, and AF output jack, From left bottom, Probe(2pin connector), pilot lamp, Z.A.?/impedance attenuater, function switch (M/meter. R.S/Radio signal. A.F/Audio frequency), V.C/volume control and power-switch

 

 

 

Hitachi 5M-K9(底黒O,緑字なし), NEC 6AV6(red pirint 底赤O) and Hitachi 4M-P12(底金010,緑字Jx?)

 

もともと全てNECの55年頃の球が使用されていたが,後に5M-K9は日立製に,また6AR5は日立4M-P12に交換されヒータは緯線は6.3Vからたまたまあった5Vに配線しなおされた。電源トランス(Ribbon)は戦後の並四用でヒータは2.5V, 5V, 6.3Vがあった。Speaker は松下モデル4P-52, OPTには11/532とある。chemは2個あり,1つは15208のコードあり。

 

 

 

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