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TR(21) Standard SR-F32 6 Transistor in 1957,('04.1.25), ['04.7.2], AM |
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TR(20) Hitachi TH-667 6 Transistor in 1958,('03.11.23)Roze@1.5k, ['03.7.2], AM |
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TR(18) Sharp TR-202 in 1958, ('00.8.30), ['00.9.1], AM |
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TR(22) Nanaola 8TP-902 8 Transistor Portable in 1960s, ('04.6.20), AM |
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TR(1) SHARP BP-102J, in 1969? ('69), ['04.7.2], AM |
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TR(15) National R-148 in 1969?, AC Battery Radio ('99.10.24),@0.5k, ['99.11.18], AM |
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TR(4) SONY ICR-S4, in 1980s ('80s),['98.10.26],['00.1.12], AM |
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Here I introduce my limited collection on the transistor radios. I have no information on their specifications and history. Therefore, I introduce only their faces.
このページは私の限られたトランジスタ・ラジオのコレクションを紹介するものです。歴史や性能を語るだけの資料もありませんし,お遊びで,その横顔をちょっとお見せするだけです。
スタンダード(無線工業)の1957年製のBC専用トランジスタラジオ。日立製のトランジスタを使用。6石+1石。電源は単2x2の6V。内部は初期のトランジスタラジオの特徴を色強く残している。IFTこそ10mm角のトランジスタ用だが,鉄製バリコン,平型バーアンテナ,どでかいベークライト箱のマイカコンデンサ,など電池管式ポータブル用の部品を流用しており,かなり古い設計といえる。このラジオは鳴らない。ドライバトランスの断線不良か?。
背面に外部スピーカージャック,側面に外部アンテナ端子,イヤフォーンジャックを備えている。この頃は外部AC電源はない。
左にプリント基板,右に電池収納スペース。中央にスピーカ。電池漏れによる腐食あり。電池電極は錆がひどく,上の板状電極はさび落としした状態であったが,メッキは禿げている。下側のバネには緑青が出たままである。この状態で単2電池を装着すると飛び出す。恐らく電池を包む紙か,プラスティック製の筒があったに違い無い。
VRの取り付けネジがはずれてVR陥没。プラスティックが割れているのが原因。VRへの配線切れ。OSC, IFTコイルはともにコアを廻した痕跡。電池漏れによる腐食は出力トランスにも及んでいる。ドライバトランスにも緑青が出ている。このトランスは1次側断線の模様。
Ser.21176643
Name (Hitachi)
Equivalent
fab
Cob pF
rbb' ohm
HJ23D (7707)
2N219 2AS15
Conv
Ge A
CG=35dB at 1.5Mc
12
10
70
HJ22D x2 (-)
2N218 2SA12
IF
Ge A
PG=31dB at 455kc
8
10
70
Hfe
Vce
Ice
1N34A ?
HJ15(7T12)
-
AF
Ge A?
HJ17D(-) x2 ?
2N217 2SB77
PA
Ge A
85
-1.5
-50
B28
VC; CD-119
バーアンテナL1 1208Kは板型。
VR; TBM
SP; P-305S 10572 10 ohm (MD-823E)
Driv Trans; LT-424
Output Trans; LT-23
日立の1958年製のBC専用トランジスタラジオ。6石+1石。設計は先のスタンダード製と似ておりかなり古い。トランジスタを製造会社に供給していた日立は自社製のラジオにもようやく採用したころの製品。電源は6V。単2x4。バーアンテナは板型。キャビネット・デザインは面白いが,強度上のひ弱さもあり,欠けがある。このラジオは鳴るが,ハンダ不良。内部の保存状態は比較的良好であった。
Ser.1496654
Name (Hitachi)
Equivalent
fab
Cob pF
rbb' ohm
HJ23D (8J09)
2N219 2AS15
Conv
Ge A
CG=35dB at 1.5Mc
12
10
70
HJ22D x2 (8L04)
2N218 2SA12
IF
Ge A
PG=31dB at 455kc
8
10
70
Hfe
Vce
Ice
1N34A
HJ15(8K24)
-
AF
Ge A?
HJ17D(8L07) x2
2N217 2SB77
PA
Ge A
85
-1.5
-50
B28
VC; Hitachi
VR; Noble
SP; P-352 10 ohm
Driv Trans; Hitachi CT-63
Output Trans; Hitachi OT-67
1958年頃のAMポケット・ラジオ。6石。電源は,積層乾電池006Pで9V。初期の作品だけあってトランジスタは日立のHJ23D, HJ22Dx2, HJ15(9H03), HJ17D(8C21)x2。
スピーカとバーアンテナ紛失。電池は006P(9V)。VCは大きい。IFTは10K型。トランジスタは黒いもの。
シャープBP102Jと比較すると分かるが,構成はほぼ同じである。2SB77ppは同じ。もはやこの時に技術は確立していた。しかし,9Vで動く。
Name (Hitachi)
Equivalent
fab
Cob pF
rbb' ohm
HJ23D
2N219 2AS15
Conv
Ge A
CG=35dB at 1.5Mc
12
10
70
HJ22D x2
2N218 2SA12
IF
Ge A
PG=31dB at 455kc
8
10
70
Hfe
Vce
Ice
HJ15(9H03)
-
AF
Ge A?
HJ17D(8C21) x2
2N217 2SB77
PA
Ge A
85
-1.5
-50
戦前に全盛を極めた「ナナオラ」のBC専用トランジスタラジオ。8石+2石。電源は6V。単2x4。バーアンテナは丸型。多分1960年頃から1963年頃までの製造。
七欧電機は大正14年(1925)に合名会社七欧商会として発足し,その後,七欧無線,七欧通信機を経て,1961年6月に東芝100%資本の子会社となり社名を七欧電機とした。
我が家に初めてやってきたトランジスタラジオ。祖母が秋葉原で2台購入し,その1台が我が家に来たのは覚えていないが1960年代初頭なのだろう。台所のメインは6Z-P1だったが,居間にはシャープのTVが,子供部屋には山水のステレオレシーバが鎮座し,そしていつの間にかトランジスタがあった。姉や兄が使っていた頃は存在すら知らなかった。台風や停電時には必要だったらしい。私が触れるようになったのは1967-8年頃ではないか。落としたりするとバーアンテナは欠けて先端はなくなり,裏蓋は何度も開けるのでがたがた。ラジオに興味を持ち分解したくてしょうがなかった私は1970年代になりシャープのBP102Jを購入してから不要になりついに1975年頃には分解してしまった。祖母のところの1台も従兄弟の手によって分解されてしまったらしい。主要部品はまだ手許に残っている。
アンティークが流行る今日になって,また同じものに巡り合えるかもしれないとYahooオークションを眺めていたら,運良く同型が見つかった。このラジオも鳴るらしい。ブランド名もこの時はじめてあの有名な「ナナオラ」だったと知った。確かにはじめに「ナナ」だと記憶していたが,何か聞いたことの無いブランドだったように記憶している。祖母が戦前の知名度故に衝動買いしたと聞いていた。確かにナナオラならうなづけるところである。
電池は単2x4。バリコンは鉄製。重くでかいが,感度は悪い。本機は初期のトランジスタラジオの体裁を全て持っているのだが,製造は比較的あたらしく1960年代になってからなのである。那須の保養所に持っていったときに親戚のお祖父さんはSONYの高感度を自慢し,安売りをかっちゃあいかん,と言われたものである。確かに山奥では感度が悪かったが。
スピーカはオリジナルで磁石は丸だが,プリント基盤の切り欠きは四角だ。我が家のモデルはスピーカのヨークは四角だった。
プリント基板の左側。向かって右がRF部。IFT(青)の左にRF増幅用2SA93が見える。その後ろに2つの緑色のマイラフィルムコンデンサがあり,その後ろに見えるトランジスタの頭はコンバータの2SA52である。
本機の特徴は,主要部品に部品番号が入っていること。これは東芝製品に見られるものと同じと思われる。さすが,「ナナオラ」は久しく東芝のOEM工場だったのである。
バリコンには同軸の減速機構がついている。だから同調はなめらかである。しかし,1958年製の日立THにも見られる。
Ser.440176
実家にあった8TR-902型(と思われる)2台あり,私が分解したものは三菱製のトランジスタを使用していた。バーアンテナはがたがたに折れたが不思議と完全な形のものが残っている。今回入手したものは東芝製のトランジスタを使用しているが,
Name (Toshiba)
Mitsubishi
fab
Cob pF
rbb' ohm
2SA93
2SA149
RF (Mix)
Ge D
CG=25dB at 12Mc
45
1.9
30
2SA52
2SA142
Conv
Ge A
CG=32dB at 1Mc
7
11
80
2SA49
2SA141
IF
Ge A
Hfe 18 at 455kc
9
10.5
80
2SA53
2SA141
IF
Ge A
Hfe 9 at 455kc
5
11
70
Hfe
Vce
Ice
1N60
MD60
2SB54 x2
2SB135 x2
AF
Ge A
2SB56 x2
2SB136 x2
PA
Ge A
-
東芝はTPシリーズとして,
Type
Tr+Ge
3TP-315
1959
3TP-335
1959
6TP-354
1959
6TP-357
1959
6TP-385
6+1
2SA73, 2SA49, 2SA53, 1N60, 2SB54, 2SB56x2
006P
1959
6TP-395
6+1
2SA52, 2SA49, 2SA53, 1N60, 2SB54, 2SB56x2
UM5X3
1960
6TP-492
2SA73,
1960
6TP-504
6+1
2SA73, 2SA49, 2SA53, 1N60, 2SB54, 2SB56x2
1960
6TP-515
野球のボール型
1960
7TP-312S
2S93A, 2S92A, 2S49x2, 2S54, 2S56x2
UM3x4
1959
7TP-352S
1959
7TP-382S
7+1
2SA60, 2SA49, 2SA53, 1N60, 2SB54x2, 2SB56x2
R006
1959
7TP-415S
7+1
2SA60, 2SA49, 2SA53, 1N60, 2SB54x2, 2SB56x2
R006
1960
7TP-439S
7+2
2SA60, 2SA49, 2SA53, 1S50x2, 2SB54x2, 2SB56x2
UM3x4
1960
7TP-440S
7+2
2SA60, 2SA49, 2SA53, 1S50, 2SB54x2, 2SB56x2
UM3x4
1960
7TP-468S
7+2
2SA58, 2SA49, 2SA53, 1N60, 1S50, 2SB54x2, 2SB56x2
1961
Sharp AM Pocket radio model BP102-J bought by me in 1968. Six transistors. Two AA3 dry batteries are used. Internal PCBoard has a bit strange feature that the registors are made from carbon printed directly on the PCB. This is my most lovery radio for long time. Variable capacitor makes noise recently. Transistors used here are 2SA354, 2SA353, 2SA12 and 2SB77x3, made by Hitachi.
1968年頃のAMポケット・ラジオ(当時購入)。6石。電源は,単3乾電池2本で3V。内部の基板は変わっている。抵抗器がプリント基板上に炭素を塗り付けたものを採用している。最も長く愛用しているラジオ。近頃,バリコンががりがり言う。
Ser.277012
トランジスタは日立製の2SA354, 2SA353, 2SA12, 2SB77x3である。後に紹介するシャープのTR-202(1958年)と比べると,10年後の本機は,回路設計はほぼ同じで,IF終段から低周波増幅までは同じトランジスタ2SA12, 2SB77で同じ品種で済ましているのは驚きである,コンバータとIF初段は新しいトランジスタに置き換えられている。トランジスタは真空管と異なり,同じ型番の品種を永年作り続けるようなことはしないと思ってのであるが,ラジオ用トランジスタは初期の段階で技術は確立され,十分な量を製造しストックしてしまったのかもしれない。3Vで動くのはなぜ?
Name (Hitachi)
fab
Cob pF
hie ohm
2SA354 ?
Conv
Ge D
CG=40dB at 1Mc
30
2.5
30
2SA353
IF
Ge D
PG=39dB at 455kc
30
2.5
30
2SA12
IF
Ge A
PG=31dB at 455kc
8
10
70 rbb
1N60
Hfe
Vce
Ice
2SB77 x3
PA
Ge A
85
-1.5
-50
Last half of 1980s. One IC radio, bought by me. It could not say a compact. Two AA3 dray battery. The cost and size are the same as those of radio made before 20 years.
1980年代後半。One ICラジオ。(当時購入)。大変コンパクトとは言いがたい。単3乾電池2本。20年前と比べて値段も大きさも変わらない。
Part List
Ceramics C1=YR/103, C4=YR/103, C6, C7, C8
Chem C2=Mat/47uF-6.3V, C3=1uF-50V, C5=10uF-6.3V, C9=.47uF-50V, C10=1uF-50V, C11=.22uF-50V, C12=220uF-6.3V
L1=Bar ANT 3035, L2=Sheild case 028-31, L3=Gol-1-5,
IFT1=Mitsumi 4D43/4111/93ZL, CF1=orange
VR=with SW
There is two Neils at battery box.
爪は電池BOXに2つ。両サイドに穴に差し込むタイプで薄い方を多少押すと取れる。位置は両サイドで少しずれている。そこまで剥がすと,電池BOXから上にすこしずらすと上部の爪もとれる。VCはシールド板が不可欠。
National PanasonicのAC-Battery radio R-148。AMのみである。重い。1999.10.24骨董市。@0.5k?, Inspect J311-C, Ser. 24007
中身は2SA102BX, 2SA101BX x2, 2SB175?, 2SB??x2の6石。
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