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8H. Magic Eyes -Japanese History |
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3. History of Japanese Magic Eye/日本のマジックアイの歴史 |
3.1 Japan-made American Type/国産の米国型マジックアイ |
Table 3A American Type and Non-JIS Name Tubes |
3.2 Japan-original JIS name Type/日本名のマジックアイ |
Table 3C JIS Name Tubes |
(1) 戦前
戦前は我が国のラジオ用受信管は,米国で新しい真空管が現れると必ずといって良い位に国産化し製造した。マジックアイも御多聞に漏れず,まず1937年,H.W.がマジックアイUZ-6G5, UZ-2G5を国産化したという話を藤室衛氏が真空管半代記(1998)に書かれている。さらに,1938年,東京電気マツダが6G5を国産化しEZ-6G5と称した(梅田徳太郎, 受信管製造の記録, 1976)。その写真は東京電気総合カタログ(1940年版)に出ている(山川正光, 知られざる真空管発達史No.8-No.13, 1992-1993の中の写真と引用文献から)。
米国でデビューした頃のマジックアイのガラス管形状はストレート管ではなくダルマ形(ST管)だった。我が国でも同じ形で国産化された。当時米国ではラジオ受信機はスーパーヘテロダインが主流だったので,新製品にはマジックアイが競って採用され,また旧製品にもパーツ・メーカが「AVCの付いた受信機にマジックアイが簡単に取り付けられる」という宣伝文句を盛んに流布したため,マジックアイの製造量は増加した。一方我が国のラジオ受信機は並四・高一時代。一般国民はスーパーヘテロダインなど見たこともなかったのだから,マジックアイは売れるはずもなく,普及は戦後のスーパー流行まで待たねばならなかった。
(2) 戦後1950年
戦後,我が国のマジックアイのリバイバルは,スーパー時代突入とともに始まった。1950年にまず,HW真空管が6E5と6G5を販売しはじめた。\350だった。この球は米国で戦前のうちにベースだけが6-pin(UZ)でガラス管はストレートというチューブラー形になり,戦後になって国産されたものはチューブラー型であった。
同年12月,電波科学誌にHW真空管の広告がある。(奥田電機株式会社, 品川区大井北浜町1147番地)「世界の水準を行くマジックアイ, UZ-6G5, UZ-6E5, 納入先, 日本ビクター、 日本コロムビア, 八欧無線(ゼネラル/富士通ゼネラル), 七欧無線(ナナオラ)」それに「三越, 白木屋, 広瀬無線, 山際電気」。メーカの用途は主に高級なオールウェーブ機だったようである。この売れ行きは良かったらしい。後にマジックアイで有名になった東洋無線はまだダイヤル・メカを作っていた。同じ号に通販のキット販売が掲載されているが,早くも6E5付きの2band 5球スーパが1セットだけ現れている。2bandというからにはオールウェーブで,短波といえばGT管使用が当時の流行だった。
(3) 1951年
翌1951年になっても事情はあまり変わらない。オールウェーブ機の製作記事にはGT管に混じってマジックアイが登場,「IFTの調整に便利」とある。しかし,やがて,他の管球メーカも1951年頃から続々と製造に乗り出した。大手の東芝マツダは戦前に製造したことのあるST型の6G5に代わってチューブラー型とした6U5/6G5をその頃までに製造していたが,1951年頃にようやく6E5を製造し始め,一方の6G5/6U5を1953年頃には保守品種とした。同じ年,ロダンは6E5を日本独自にミニアチュア管化し,6E5-MTと名付けた。その後,改良して後の6M-E2となった。ターゲット中央のカソード位置を偏芯させたバージョンも誕生させた。これは欧州EM70/EM71に見られる技術である。
(4) 1952年
1952年,電波科学7月号の通販紙面に,「HWマジックアイ, 三井電子製, 6E5, 6G5, 窓付き350円」と書かれている。同じHWマジックアイというからには,先の奥田電機は無くなって三井電子となったのだろうか?同じ通販紙面に,5球乃至高1付き6球スーパのバルブキットがあるが,マジックアイ6E5を付けたバルブキットはことごとくGT管と組み合わせたもので,メーカはマツダ,ロダン,NECであった。マジックアイ単独の項にはロダン6E5 440円とある。
同じ号にサン真空管も6E5の広告を出している。1952年11月の小川卸商報にはドン6E5 320円, マツダ6E5 560円, 6G5 590円とある。ドンも参入している。この年の傾向としては,ゼネラルを初めとするラジオ・メーカがオールウェーブ機だけでなくBC帯専用のラジオにも差別化のためにマジックアイを搭載しはじめたことであろう。もちろん,マジックアイとの組み合わせはST管が当たり前になった。したがって,我が国のマジックアイは1952年に爆発的に流行したことになる。
1952年12月,宮田電機(エレバム)は独自の6E5-SR(2つの表示部を持つ球)と6E5-SR-GTを発売(電波科学53年1月に掲載)。これは欧州EM4やEM34の技術であった。
(5) 1953年
1953年,電波科学6月号の広告には,三井電子有限会社(東京品川区大井寺下町1420番地), EZ-6E5, 各一流メーカ納入,とある。HWではなくローマ字でMItsuiとあるのだから,HW真空管とは違うことを示している。同じ号にニュースター真空管製作所(品川区南品川5-289)の広告があり,マークにはNHW NewSTARという具合にHW真空管との関連を臭わせている。HW真空管はどうなった?かは定かでない。
後に有名になった東洋無線は6E5に赤いダイヤの飾りを付けた6E5-Dを売出し,またミニアチュア管6E5-Mを開発した。これが後の6M-E5となっている。ラジオ技術7月号にトーヨーの(赤玉)6E5-Dと6E5-Mの広告が掲載されている。ラジオ技術誌の通販欄にはマツダマツダ6E5 550円, 6U5/6G5 645円, ロダン6E5 420円とある。6E5の値段はあまり変わっていない。
さらに,マジックアイはラジオだけでなくテープレコーダのレベル表示にも利用された。この年にはテープレコーダがかなり流行しだようで,ラジオと音響7月号に特集が出ている。録音には磁気飽和監視の意味でレベル表示が必ず必要とされ,回路図を見る限りレベル表示は高級機がVUメーター,普及機ではNE-45, NE-51等のネオン管,まれに豆電球(白熱灯),そしてマジック・アイも使われはじめていた。コンサートン(戸根無線?)にその使用例がある(管種不明)という時期であった。
(6) 1954年
1954年,小川卸商報8月号によれば,6U5/6G5 マツダ392円,6E5はマツダ392円,NEC 318円, ドン260円, ススム(聞いたことない) 210円,またエレバム独自の6E5-SR(2つの表示部を持つ球)は330円,トーヨーの6E5-Dが280円, 6E5-Mが310円と掲載されている。ホリゾンは記述無し。1954年9月, MJ誌の広告に堀川電子管(ホリゾン)はUZ-42LとともにEZ-6E5Sを新製品として掲載した。ガラス管を単に短くしたもの。「無駄な大きさを除して狭少部分にも非常に使い良くしたもの,電気的特性は全然変わらす,ただ全長が著しく縮小されました」とある。
(7) 1955年
1955年,小川卸商報10月号にようやくホリゾン6E5-S 230円が掲載された。後続の会社はよほど特徴のある品種でない限り,流通商にも取り扱ってもらえなかったようだ。当時まじめに考えた特徴,短いというメリットは市場にはほとんど受け入れられなかったようだ。サブミニアチュア管で有名なアポロ真空管も1955年9月のMJ誌に6E5の広告を載せている。同誌にある三井のマジックアイは相変わらずEZ-6E5と称している。
球メーカとして駆け出しだった松下は1952年頃Philipsと提携し欧州球を製造し始めたが,1955年頃のマニュアルによると,6E5, 6U5/6G5, 6AF6G, などの米国球,日本独自の6E5M, それに欧州のEM34を製造していた。1953年7月のラジオ技術,マツダ6G5/6U5, 645円, 6E5, 550円, ロダン420円。(マジックアイ・キット1組75円)。
1955年,東芝マツダは6Z-E1を開発。これはEM1の後期版とおなじで欧州の技術。6E5-P/6M-E4は欧州EM80の技術を発展させたもの。6E5に代わり比較的長く1959年頃まで使用された。以下,国内で開発された後希望した品種はCESに登録されJIS名をもらった。初期の数種は必ずしも開発順ではない。6M-E2はロダンが前に開発した6E5-MTのピン違いである。1960年頃には姿を消した。6Z-E3は名称だけが残っているが実体が明らかでないが6E5の高感度版。6M-E4は東洋・松下の6E5-Pである。1960年初頭には姿を消した。6M-E5は東洋の6E5-Mであった。6M-E5は1959年頃には姿を消してむしろ6E5-Mが1960年代初頭まで生き残った。JIS登録しないものもまだあった。ホリゾンのMS-1, MS-2が最後の製品かもしれない。
(8) 1956年-1958年
1955-6年頃からラジオはトランスレス時代を迎えた。12Z-E6は6E5の12V版であるが+Bが同じなので「倍電圧トランスレス用」でしか使えない,このような用途はなく使われなかった。6G-E7は米国EAi登録され6DL7という名称を持ったが有名ではない。ほとんど流通しなかった。12Z-E8, 12Z-E9は大型キャビネットに, 6M-E10は小形キャビネットに標準的に用いられ1962年頃まで使用された。さらに6Z-E11というトランスレス版もあり,6M-E10の大口径版と見られるがヒータ電圧以外にE8と違いがないので使用されずに終わった。
一方,1956年頃にTV同調用6R-DM1, 6G-DE2が出現したが使用されずに終わる。
松下はひとり欧州のマジックアイを国産化,EM34, DM71/1N3, DM70/1M3, DM90/1H3も作る。1N3はテンも出荷。これらは比較的早く消えた。1957-8年にかけて欧州の6DA5/EM81が国産化された。東洋も6DA5を作る。これは1962年頃までHi-Fiセットに生き残った。
(9) 1959年-1964年
1959年頃からステレオ時代のマジックアイができた。6G-E12, 12Aがそれ。1963年頃まで使用された。またオーディオ表示として6R-E13, 1D-E14, 6R-EE1が登場。1D-E14はテープレコーダに用いられた。1964年頃まで生き残った。6R-E13はその後姿を変えてEM84として出荷されたらしい。6R-E13は1960年代末まで製造された模様。1960年代初老から,簡易型のメーター,ラジケータが発達した。VUメータは高価であったが,次第に廉価なラジケータが使用されはじめ,マジックアイにとって代わった。通信機には昔から高感度のメータ,Sメータが使われ,アマチュア無線では再現性(読みとり精度)の欠点のためかマジックアイが使われることはほとんど無かった。変調度モニターくらいであろうか。ラジケータの普及に拍車が加わったとすれば,ラジオのトランジスタ化であろう。1964年くらいになると真空管ラジオそのものがなくなり,1960年代末までHi-Fiセットだけが生き残った。
下記の表は米国型ならびに欧州型でなくJIS名でもない国産品種をまとめている。
Name |
|
Development in Japan |
Ef/If |
Out-line |
Base |
Eb |
Rp |
Eg |
Eta |
Angle |
6E5 (ST) (T) |
Sharp cutoff |
1935 HW 1950 HW Matsuda 1952 |
6.3/ 0.3 |
ST38(12) T29 |
6R (H,P,G,TA,K,H) |
250 0.2 mA 125 0.1 mA |
1M |
0 -7 0 -4 |
250 2 mA 125 0.8 mA |
90 0 90 0 |
EZ-6E5-D |
Red-Eye Diamond |
1948? Toyo |
6.3/ 0.3 |
T29 |
sa |
|
|
|
|
|
EZ-6E5-S |
Short size |
Horizon 1954, SUN, Suwa-JRC |
6.3/ 0.3 |
T29 |
sa |
|
|
|
|
|
EZ-6E5-SR 6E5-SR-GT |
Dissimilar Double Eye |
Elevam 1953 |
6.3/ 0.3 |
T29 |
UZ=(H,P,G,Ta,K, H) Octal= (s, H, P, G, Ta, P, H, K) |
|
|
|
|
90 0 90 0 |
6E5-M |
see 6M-E5 |
Toyo 1953, Matsushita 1955 |
6.3/ 0.15 |
T18 |
(G,P,H,H,Ta,NC,K) |
(200) 180 - |
1M |
0 -6 |
(200) 180 3.0 mA |
90 0 |
6E5-MT |
see 6M-E2 |
Rodin 1951 |
6.3/ 0.3 |
T18 |
(P,G,H,H,Ta,NC,K) |
200 5.0 mA (Ec=-4V) |
1M |
0 -7 |
200 3.0 mA |
90 0 |
EZ-6G5 EZ-6U5/6G5 |
Remote cutoff (Vari-mu) |
1936 Matsuda-TEC 1950 HW, 1951 Matsuda, 1955 Matsushita |
6.3/ 0.3 |
ST38(12) T29 |
6R (H,P,G,TA,K,H) |
250 0.24 mA 200 0.19 mA |
1M |
0 -22 0 -18.5 |
250 4 mA 200 3 mA |
90 0 90 0 |
6AF6-G 6AF6-GT |
Double Indicator |
?TEN 1955 Toshiba |
6.3/ 0.15 |
T29 |
(NC,H,Rc2,Rc1,Ta,H,K) |
- |
Rp1= 1M Rp2= 0.5M |
Rc1=160V Rc2=80V |
250 2.2 mA 0.65 mA |
95 0 95 0 |
MS-1 |
Magic Screen Separate type; Triode & Indicator |
Horizon 1955 |
6.3/ 0.15 6.3/ 0.25 |
T18 T21-160 mm |
(G,P,H,H,NC,P,K) (F,Ta,RC1,G,F,NC,RC2) |
250/ 180 |
1M |
Rc1=Tp Rc2=Eb -4/0 -7/-4 |
|
W=3.5 mm 0 |
MS-2 |
Magic Screen (Combi) |
Horizon 1955 |
6.3/ 0.35 |
T21-100 mm |
(H,Ta,K,NC,H,P,G) |
230 |
1M |
0 -6 |
230 3.5 mA |
W=3.5 mm 0 |
6DL7 6DL7/6GE7 (Japanese) |
see 6G-E7 |
Toyo Matsushita -1958 TEN |
6.3/ 0.3 |
T29 |
octal (NC,H,2P, G, Ta,1P, H, K) |
250 |
1M |
0 -5.5 0 -22 |
250 3 mA |
90 0 90 0 |
JIS名のマジックアイである。JIS名への登録は1955年頃に行われたため,それ以前に開発されたものに改めて型番が付与されていることに注意。
Name |
|
Development in Japan |
Ef/If |
Out-line |
Base |
Eb |
Rp |
Eg |
Eta |
Angle |
6Z-E1/6E5-W |
Double side of 6E5 |
Toshiba-Matsuda 1955 |
6.3/0.3 |
T29 |
6R (H,P,G,TA,K,H) |
250 |
1M |
-6 -10.5 |
250 |
90 0 |
6M-E2 6E5-MT |
Miniature |
Rodin 1951, 1955-58 |
6.3/ 0.3 |
T18 |
(G,P,H,H,Ta,NC,K) (P,G,H,H,Ta,NC,K) |
180 0.145 mA |
1M |
0 -7 |
180 2.5 mA |
90 0 |
6Z-E3 |
High Sensitivity |
|
6.3/0.3 |
T29 |
6R (H,P,G,TA,K,H) |
250 |
1M |
-3 -7 |
250 |
90 0 |
6M-E4/6E5-P |
Magic Finger |
Toyo, Matsushita 1956-58 |
6.3/0.2 6.3/ 0.22 |
T18 |
(G,P,H,H,Ta,NC,K) |
250 |
1M |
0 -3 -2 -5.5 |
250 2.0 mA |
open close 90 0 |
6M-E5/6E5-M |
Miniature |
Toyo, Matsushita 1956-58 |
6.3/ 0.15 |
T18 |
(G,P,H,H,Ta,NC,K) |
180 0.17 mA |
1M |
0 -6 |
180 2.5 mA |
90 0 |
12Z-E6 |
12V Version of 6E5 |
1956-58 |
12.6/ 0.15 |
T29 |
6R (H,P,G,TA,K,H) |
250 |
1M |
0 -7 |
250 |
90 0 |
6G-E7/6DL7 |
Dissimilar Double Eye |
1956-58 TEN, Matsushita, Toyo |
6.3/ 0.3 |
T29 |
octal (NC,H,2P-C, G,TA,1P-C, H, K) |
250 |
1M |
(i) 0 -5 (ii) 0 -22.5 |
250 |
90 0 |
12Z-E8 |
Low +B |
Toyo 1958, Matsushita -1958, NEC 1957-59 |
12.6/ 0.15 |
T29 |
(H,P,G,TA,K,H) |
110 |
1M |
0 -4.5 |
110 |
90 0 |
12Z-E9 |
Double side of 12Z-E8 |
Toyo 1958, NEC 1959 |
sa |
sa |
sa |
sa |
sa |
sa |
sa |
sa |
6M-E10 |
Low +B |
Toshiba-Matsuda 1956, Toyo 1958 |
6.3/ 0.15 |
T18 |
(G,P,H,H,Ta,NC,K) |
100 |
1M |
0 -6.5 |
100 |
90 0 |
6Z-E11 |
Bar* |
? ? |
6.3/ 0.15 |
T29? |
(H,P,G,Ta,K,H) |
200 5 mA 110 2.5 mA |
- |
0 -5.5 |
200 4.5 mA 110 2 mA |
90 0 |
6G-E12 |
FM Stereo Dual Eye |
Toyo 1960 |
6.3/ 0.3 |
T29 |
octal 2G,1P,K,2G,2P,TA,H,H |
250 |
1M |
0 -4.5 |
250 4.5 mA |
90 0 |
6G-E12A |
FM Stereo Dual Eye |
Toyo 1961-62 |
sa |
sa |
octal (2G,2P,K,1G,1P,TA,H,H) |
sa |
sa |
sa |
sa |
sa |
6R-E13 |
Bar Eye |
Toyo, Matsushita 1962.2 |
6.3/ 0.2 |
T21 |
(G,K,Ta,H,H,IC,P,Ta,Ta) |
250 1 mA |
2M |
0 -2 -3 -10 |
250 1.5 mA |
- - 22 mm 0 |
1D-E14 |
Bar * |
Toyo |
1.4/ 0.25 |
T8 |
(G,NC,H,H,P) |
100 0.35 mA |
- |
0 -6 |
- |
10 mm 0 |
6R-EE1 |
Bar Stereo * |
Toyo? |
6.3/ 0.22 |
T21 |
(gsp, Ta, K, H, H,2P, 2G, 1P, 1G) |
250 3 mA |
|
0 -10 |
250 3 mA |
22 mm 0 |
6M-DE1 |
TV Tune |
Toyo 1956 |
6.3/ 0.15 |
T18 |
(G,Pt,H,H,Ta,Pd,K) |
180 10 |
1M Rd=2M |
0 -5 |
180 2.5 mA |
90 0 |
6G-DE2 |
TV Tune |
Toyo 1956 |
6.3/ 0.3 |
T29 |
(NC, H, Pt, G, Ta, Pd, H, K) |
250 10 |
1M Rd=2M |
0 -5 |
250 3 mA |
90 0 |