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Communication & Industry |
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Communication and Industrial Tubes/通信・工業用受信管 |
Table 1 GT and G type Receiving Tubes for Communications/通信用受信管-GT管-G管 (1962) |
Table 2 Miniature type AC Receiving Tubes for Communications/通信用受信管-MT管 (1962) |
Table 3 Battery Miniature type Receiving Tubes for Communications -/通信用受信管-MT電池管 (1962) |
Table 4 Sub-miniature type Receiving Tubes for Communications/通信用受信管-サブミニ管 (1962) |
Table 5 Japanese Name type Receiving Tubes for Communications/通信用受信管-日本名管 (1962) |
Table 6 Transmitting Tubes for Communications/通信用送信管 (1962) |
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6M-D3 (VH2) |
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(VH3)
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6R-HR4/LD611 |
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1.通信用(一般管の名称を持った通信用真空管)
ジャンクの真空管を目にしていると,その裏側に「通信用」と書いてあるものがある。これは一体何?我が国の通信用真空管は管球メーカが寄り集まって作ったCES(電子機会工業会規格)の通信用規格に従った真空管のことである。
いつ頃から始まったかは定かでないが,少なくとも通信用6AH6については1955年(昭和30年)2月23日に制定されており,この頃現れたと見て良い。1955年といえばラジオ用ミニアチュア管,TV用ミニアチュア管が出そろい,TV用トランスレスミニアチュア管がこれから国産化される時期であり,通信分野でも従来のGT管に代えてミニアチュア管の使用が盛んになる時期であった。
もともと,通信用といえば戦前から有線,無線の業務用真空管が存在し,特に有線電話では米国のWestern Electricの真空管の例を見ても分かるように特別な設計と手間をかけて作られており,国内でも日本電気(NEC)がこれらを国産化し,製造していた。また送信管の分野では日本無線(JRC)や東京電気(後の東芝)も同様に製造していた。一方,無線通信の受信管に限ってみれば,戦前はWE系の球以外のところでは,米国RCA系の真空管なども,一見,規格上は特に業務用,民生用の区別なく用いられていた。実際には旧日本軍用真空管をみても分かるように納めた真空管にはイカリマークが付いたりして,何らかの受け入れ検査を実施していたようである。しかし,旧東芝の西堀博士の昔話しを読むと分かるように,軍は真空管が何に使われるかをメーカに知らせることなく製造させ,納めた後に性能を満足せずにクレームが来るという事態が往々にしてあったようである。特別に軍用として設計した真空管以外は民生用と同じ規格,同じ製造工程,同じ検査要領で作られるのだから当然なのだが,逆に厳しい検査を要求するなら,それが新しい規格となって,新しい品種の真空管が誕生することになる。
戦後,1955年頃のCES通信用真空管には,通信用に特別に設計したWE系譜の真空管と,米国の一般管の流れを汲みながらも一般用とは何か異なる管理を実施して誕生した真空管の2種類が入り混じっている。ここでは,後者に属する「一般管の名称を持った通信用真空管」について取り上げたい。
この一族は,構造設計も電気的な代表特性も一般管と同じであって,一旦文字が消えてしまうと一般管と全く区別がつかないという特徴を持つ。何が違うかと言えば,通信業務に用いるために特別な品質管理を施している点であろう。
1)互換性を保つために電気的特性のバラツキを規定している
2)寿命と寿命終止点(交換時期)を規定している
3)雑音レベルを規定しているものもある
4)場合によってはエージングに念を入れる(初期不良とバラツキを低減する)
これぐらいであろうか。したがって,一般管を製造した後,選別するだけで事足りるケースが多い。これらは,従来の一般用に対して製造時の品質管理を強化し「通信用」「ツ」などと表示したもの。一般管と同じ製造ラインで作られる。高信頼管は設計が異なる。
2.通信用 (特別に設計した真空管)
日本名(JIS名)を持つ真空管には民生用の物の他,通信用として特別に設計した真空管がある。多くは米国Western Electric系を元祖に持つ球で,超寿命管である。これらは後の「高信頼管」とは区別して取り扱われた。後に出た「高信頼管」は民生用を原型とする高信頼管であって,特に機械振動の規格を加えて,航空機やミサイルなどに搭載した時の性能仕様を保証した業務用,軍用の性格が強い真空管を指す。これに対して,通信用の特別に設計された真空管はもともと業務用に作られた真空管でその目的では十分に高信頼管であるが,民生用として一般に販売されることは無かった品種である。そんな訳で,日本名を持つ通信管は主に有線無線の電信電話用である。日本で独自に開発したものの他,外国生まれの真空管を日本の材料で国産化したものもオリジナルとは厳格に区別するためか日本名を付けている。逆にこの業務用の世界ではコピー製品はオリジナルの名称を名乗れないらしい。
3.通測用真空管
先の一般管の名称を持った「通信用」真空管は,何が違っているのか良く分からないので,混乱を招く。我が国でも「高信頼管」を製造しはじめた時期に見直しを行い,特に計測器などに用いる真空管は標準化を進めて規格化し,CESは「通測用真空管」というものを作った。東芝はHi-S管として1962年に42品目を定めて出荷している。他社は「通信工業用」として出荷。したがって,この時期から,業務用真空管は一般管の名称を持った「通信用真空管」,「高信頼管」,「通測用真空管」乃至「通信工業用」の3種類が出回ることになった。
4.コンピュータ管
コンピュータに真空管が使われた時代があった。オンオフ動作を前提に設計されたスイッチング用の真空管であり,従来の球のカットオフ特性を改善したものである。従来の真空管を計算機に用いるとオンオフ動作させると,オフ動作させっぱなしとオン動作させっぱなしでは寿命が倍以上異なるという事態を生じ,これを改善するためにオンオフ動作用の真空管,すなわちコンピュータ用の専用真空管が登場した。出力電流を確保するためには出力管6L6-Gが用いられ,また通常の演算では3極管が使われたので12AU7族や12AT7族が6J6族が改良され,5963, 5964, 5965などとなった。
(未完)
以下の表は次の文献に基づいて作成したものである。
hit=日立製作所, 高橋忠夫, 高信頼管の特色とその使用法, 1960.2, tos=東芝レビュー, 電子管Vol.13, No.4, 1958, および受信管Vol.18, No.9, 1963より。nec=NEC No.51, p.81-, 会田尚美, 高信頼度小形電子管, 1962より。ten=TEN受信用真空管, カタログNo. T-1197.5.35.12, (1960). 欧州管は松下電器産業/松下電子工業, ナショナル電子管ハンドブック1966.
(未完)
Name Industrial CES Communication |
Toshiba Hi-S CES Communication and Measurement/ 通測用(1964) |
|
|
5R4-GY |
5R4-GY 1962 |
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|
5U4-GB |
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5V4-G |
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5Y3-GT |
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5AR4 |
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6AS7-G |
6AS7-G 1962 |
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6080 |
6080 1962 |
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6520 |
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1B3-GT |
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6AX4-GT |
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6L6-G |
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6V6-GT |
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6Y6-G |
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6DN6 |
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6CA7 |
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(6G-B8 1962) |
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6H6-GT |
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6J5-GT |
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6SA7-GT |
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6SD7-GT |
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6SG7-GT 12SG7-GT |
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|
6SH7-GT |
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6SJ7-GT |
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|
6SK7-GT |
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6SL7-GT |
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6SN7-GT |
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6SQ7-GT 12SQ7-GT |
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|
6AC7-GT |
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|
6AG7-GT |
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|
Name Industrial CES Communication |
Toshiba Hi-S / CES Communication and Measurement/ 通測用(1964) |
Toshiba For Synchroscope |
|
6C4 |
6C4 1962 |
|
|
6J4 |
|
|
|
6X4 |
|
|
|
6AF4-A |
6AF4-A 1962 |
|
|
6CA4 |
|
|
|
5R-K16 1958 |
5R-K16 1962 |
|
|
|
|
|
|
6AG5 |
|
|
|
6AJ5 |
|
|
|
6AK5 |
6AK5 1962 |
|
|
6AL5 |
6AL5 1962 |
M3623A 1964 |
|
6AQ5 1957 |
6AQ5 1962 |
|
|
6AR5 |
|
|
|
6BQ5 |
6BQ5 1962 |
|
|
|
|
|
|
6J6 |
6J6 1962 |
|
|
6AH6 1955 |
6AH6 1962 |
|
|
6AK6* |
|
|
|
6AM6 |
|
|
|
6AS6 |
6AS6 1962 |
|
|
6AU6 |
6AU6 1962 |
M3622A 1964 |
|
6AV6 |
|
|
|
6BA6 |
6BA6 1962 |
|
|
6BD6 |
|
|
|
6BE6 |
|
|
|
6BH6 |
|
|
|
6CB6 |
6CB6 1962 |
|
|
6CH6 |
|
|
|
|
6CL6 1962 |
6197 1964 |
|
|
|
M3653 1964 (6DK6) |
|
|
|
|
|
|
6BQ7-A 1962 |
|
|
6CG7 |
|
|
|
12AT7 |
12AT7 1962 |
|
|
12AU7 |
12AU7 1962 |
|
|
12AX7 |
12AX7 1962 |
|
|
12BH7A |
12BH7A 1962 |
|
|
|
12BY7A 1962 |
M3644 1964 |
|
|
|
|
|
6U8 |
|
|
|
|
6DJ8 1962 |
M3624 1964 |
|
|
|
|
|
|
5842 1962 |
|
|
|
5687 1962 |
|
|
|
5964 1962 |
|
|
Name Industrial CES Communication |
Toshiba Hi-S CES Communication and Measurement/ 通測用(1964) |
|
|
1A3 |
|
|
|
1T4 |
|
|
|
1U4 |
|
|
|
1AE4 |
|
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|
1L4 |
|
|
|
3A4 |
|
|
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3B4 |
|
|
|
3Q4 |
|
|
|
3S4 |
|
|
|
1R5 |
|
|
|
1S5 |
|
|
|
1U5 |
|
|
|
3A5 |
|
|
|
5A6 |
|
|
|
|
|
|
|
26A6 |
26A6 1962 |
|
|
26A7-GT |
26A7-GT 1962 |
|
|
Name Industrial CES Communication |
Toshiba Hi-S CES Communication and Measurement/ 通測用(1964) |
|
|
1AD4 |
|
|
|
2G24 |
|
|
|
573-AX |
|
|
|
5672 |
|
|
|
5676 |
|
|
|
5678 |
|
|
|
5702 |
|
|
|
5703 |
|
|
|
5886 |
5886 1962 |
|
|
|
6211 1962 |
|
|
6397 |
|
|
|
Name Industrial CES Communication |
Toshiba Hi-S CES Communication and Measurement/ 通測用(1964) |
Base Outline |
Proto-Type |
6R-A3 |
|
|
|
|
|
|
|
6M-H1 |
|
MT7 |
6J4 |
6R-H2 |
|
MT9 |
417A |
12R-HH14 |
|
|
12AX7 |
|
|
|
|
6M-L3 |
|
MT7 |
|
|
6M-L4 1960 |
|
|
19R-LL1 |
|
MT9 |
12AT7 |
12R-LL3 |
|
MT9 |
12AT7 |
|
|
|
|
6R-P10 |
6R-P10 1962 |
MT9 |
|
19R-P11 |
|
MT9 |
|
6B-P16 |
|
MN |
418A |
|
|
|
|
6R-R8 |
6R-R8 1962 |
MT9 |
404A |
6R-R8A |
|
|
|
6R-R8C |
|
|
|
19M-R9 |
|
MT7 |
|
19M-R10 |
19M-R10 1962 |
MT7 |
|
1E-R20 |
|
Submini |
|
6R-R21 |
|
MT9 |
435A |
6B-R22 |
|
MN |
|
6B-R23 |
|
MN |
|
|
|
|
|
19M-V5 |
|
MT7 |
|
|
|
|
|
6R-HR4 (LD-611) |
|
|
6U8, 6BL8超寿命 |
Name Industrial CES Communication |
Toshiba Hi-S CES Communication and Measurement/ 通測用(1964) |
Proto-Type |
|
|
UY-807 1962 |
|
|
|
5763 1962 |
|
|
|
5932 1962 |
|
|
|
6360 1962 |
|
|
|
6939 1962 |
|
|
|
7983 1965 |
6360 |
|
|
8408 1965 |
6939 |
|
6.3V,0.175A,-,- pin=k,-,f,f,k,-,p (国洋電機工業の真空管規格表)
JRC, サブミニ管。詳細不明。
(国洋電機工業の真空管規格表に6M-D2の記載あるが,これは5極管である(VH3)の混同か?)
検波用2極管。TEN。1950年頃。VH2として開発。後にJIS登録し6M-D3となった。
(2007.2.18)
(VH2)6.3V,0.175A,VH2,270V,5mA
(6M-D3)* Ebinv270V, Ibpeak16.5mA, Iomax5.5mA
pin=k,nc,h,h,k,nc,p
(6AL5)6.3V,0.3A,150V,10mA
*(新版無線工学ハンドブック,オーム社,1964,)
川西(TEN)
検波用2極管。TENと思われる。1950年頃。当初JIS登録し6B-D1となった。まだMの記号が無い頃。Mが割り当てられて,名称が6M-D4に変わったと思われる。VH2とピン配置のみ異なる?
(2007.2.18)
6.3V,0.175A,200V,2mA
pin=p,k,h,h,p,nc,k
*(新版無線工学ハンドブック,オーム社,1964,)
コンデンサ・マイク用高増幅率3極管。NEC(日電)。1957〜1960年。高入力抵抗,低雑音。
(原型・構造・特性)
6.3V,0.175A,SmT9,150V,2k,1mA,-,2mA/V,μ55
Ig:-1x10-9〜+2x10-10A
TVの中和型高周波増幅用3極管。東芝。1961-1962年。MT管2/4/6GK5のサブMT管。
(原型・構造・特性)
2.3V,0.6A/4.3V,0.3A/6.3V,0.2A/SmT13-01,(K,-,G,H,H,P,K)
135V,-1V,11mA,-,15mA/V,μ77,200V/2.5W,Eg-50V,25mA,Rg1MΩ,Ehk+/-100V,
(標準,最小,最大)Ib(11,7,18mA),gm(15,11,18mA/V),μ(77,60,89)
Cin1.75pF,Cout0.65pF,Cgp1.85pF
原型は米国のTV高周波増幅用3極管。MT管2/4/6GK5。東芝は,カスケード増幅管3/6D-HH10,3/6D-HH11を開発した翌年に,改めてシールド付きに改造した3/6D-HH12,3/6D-HH13を発表したが,それと同時期に中和型高周波増幅用3極管の開発を行った。開発に際してはMT管(6FY5),6GK5のサブミニアニュア管(ミクロビスタ),ニュービスタ管(M3205)を比較し,結局サブミニアニュア管(ミクロビスタ)を採用した。
(その後)同時期に6HM5,6HQ5
微小電流(DC増幅)用。双3極管(業務管)。NEC(日電),1959年頃。高入力抵抗の超低周波平衡型増幅器初段用
(原型・構造・特性)
4.6V,0.25A(9.2V,0.125A),
80V,-0.8V,0.05mADC,Ig-5x10-9〜+5x10-9ADC
NEC(日電),5751(12AX7高信頼管)類似。マイクロフォニック,グリッド電流改善。
(原型・構造・特性)
6.3V,0.36A/12.6V,0.18A,MT,250V,-1V,1mA,-,1mA/V,μ70
低周波増幅用双3極管(業務管)。NEC。1963年頃。12AX7の高信頼管5751に類似。低雑音。
12AX7の高信頼管5751を原型に,マイクロ・フォニック雑音(電極の機械振動による雑音)とグリッド電流を低減。カソード温度の適性化により12AX7,5751より長寿命。ヒータ・カソード間絶縁を向上。
(6U8相当)NEC
低電圧動作傍熱3極管。NEC(日電)。1962年。工業用。
(原型・構造・特性)
20V,0.03A,SmT9(9-4),(G,NC,H,P,K,P,H,P)
20V,Rk10k,0.1mA,-,0.32mA/V,μ11
原型不明。NEC;高入力抵抗,低電圧動作(ヒータ,プレート電圧が共に20V)で,簡単にトランジスタと供用できる。管壁熱輻射でトランジスタの特性が損われない。寿命と経年変化を考慮した設計。マイクロフォニックが小さい。リード線直接半田付けの他,短く切ってソケット使用も可。
低電圧動作3極管。NEC(日電)。1963年。工業用。
(原型・構造・特性)
9.0V,0.06A,SmT9(9-4),(NC,NC,H,P,K,P,H,P,top=G)
20V,Rk10k,0.1mA,-,0.32mA/V,μ11
20D-L5の改良型で,ヒータを電池点火用に低圧化し,トップ・グリッド化してプリント基盤実装用としたもの。ヒータ電圧と電極容量を除く他の特性は20D-L5と同じ。
中増幅率双3極管。TEN。〜1960年。通信用。
(原型・構造・特性)
19.0V,0.15A,mt21,250V,-8.5V,10.5mA,7.7k,2.2mA/V,μ17
米国12AU7/5814Aの19V版。
TEN〜1960年(12AT7改良,12AV7)
(原型・構造・特性)
12.6V,0.225A,mt21,150V,Rk230,10mA,5.5k,5.5mA/V,μ30
NEC;従来の12AT7を改良し,長寿命化。ヒータ電流が異なる,増幅率が多少低い,シールドを設けてユニット間遮蔽を完全にした。陰極は電子密度が小さく,低温に設計,中間層抵抗の生じない材料を使用し,長寿命。パルス回路に用いても特性劣化しない。グチッド逆電流に設計と材料から考慮,平衡型増幅器のパルス回路に好適。
6M-L2/VH-3 (see 6M-L2)
[2003.10.17改定] UHF帯の発振用3極管。日本独自。TENが1948年に開発し(当時の名称はVH-3),その後JIS名に登録して6M-L2となる。電気的特製は6F4(gm 5.8mA/V, mu17)に似ているが,ヒータ電力が少ない(ヒータ電流は0.225Aに対して0.175A)。電極構造は6F4が6J4型(コの字型の板プレートを左右2枚使用している)を採用しているのに対して,6M-L2は容量増加を犠牲にして製作容易な通常の平型プレートを使用している。したがって,電極外形はエーコン管955やそのミニアチュア管9002,またその後のTV球6BQ7/6R-HH2系のユニットにも似ている。この球は1948年以降,1960年代まで製造されている。
6.3V, 0.175A, pins=(1:p,2:g,3:h,4:h,5:p,6:g,7:k),ベース接続について以前7DKと紹介したのは誤り。
(A1amp) 135V, -4.5V, 1.4mA, 3.6k, mu18, gm5mA/V
NEC(6AM6相当)
松下<66(6688/E80F)
日立64 (7587相当)
自動車無線用4極管。
自動車電源に交流発電方式が普及し電源電圧が高めになったため,信頼性の観点からこれに対応させたもの
同時期にVHF出力増幅用双ビーム出力管13R-PP1,UHF電力増幅用双4極管8547(6369相当),5極管7M-R29(6BH6相当)が発表された。