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Vertical Def. Amp Tubes(1)triode |
Vertical Def. Amp Tubes (2)Beam |
Video Amp Tubes (1) Single |
Video Amp Tubes (2) Combination |
Sound Amp Tubes |
I. History/歴史 | |||||
Table 1 Detector Tubes and Its Families/検波管とその一族 | |||||
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8LT8 |
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:3AL5 1/1 T1, [NEC1], 3AL5 T 0D 021230, 3AL5 0/1 TEN 1X 021230, 3AL5 NECbox(96) sakai 030125, 3AL5 MTB中 sakai 030125, 3AL5 Tbox 030402, 3AL5 HIT(旧ロゴ,角) 030509
6BN8は1955年頃に米国で登場したFMレシオ検波用双2極管と音声増幅用3極管の複合管で、6.3Vと600mA系トランスレスを兼用していました。国内でも600mA系の国産化が1956年になされ、東芝、日立、NECなどが国産化しました。1950年代のモノクロTV受信機に良く使われました。トランスレス以前の国内セットでは、それまではミニアチュア管の6AL5が使われたようです。1950年代中頃からゲルマニウムダイオードも登場しましたが、高価でしたのでTVセット内の2極管が直ちに駆逐される訳でもなく、6BN8も1960年代半ばまで使用されました。
6BN8 5/11 [T1], T9, [Hit1], GEN-TEN1, [Fut2], 'Mat1), (Mat1), 6BN8 0/1 T 021230, , 6BN8 HIT中(-) sakai 030125, 6BN8 HIT中 (9H japanF2) 030507, 6BN8 NEC(72)x2 tujino 050727
12BR7 (ddh) TungSolbox (322 NM3)x2 041102 = Horizontal pahse detector
5R-DDH1は1961年に東芝、日立など600mA系メーカが製造しました。おそらく、業界で規格を制定し、一斉に製造したものと思われます。6BN8の省電力管で、6AL5+6AV6の3極部だと6.3V, 0.45Aであることから、600mA系にすれば、4.7Vとなり省電力となるわけです。国内のトランスレスTVで使われました。1961年に
5R-DDH1 [Hit1], Hit1, [Sharp-Hit1], Sha-Hit1, [T1], [MTB1], [Fut01], 5R-DDH1x4 020107, 5R-DDH1 Hit(4-2) uda990711, 5R-DDH1 MTBbox(604 64) sakai 030125
6BC7は、。
6BC7 1/0 [Dumont/RCA1]
6JU8は、米国で1960年代はじめに現れたカラーTV用のカラー・キラー回路や位相検波、FMステレオのマルチプレクサ回路用に設計された4重2極管。600mA系です。日立は1964年に国産化。NECは6JU8Aを1964年に国産化、東芝は1965-66年に、そして三菱電機は1966年に製造。
6JU8A 3/3 [T2], T1, Sanyo-?1, Hit1, [Fut1], ([Hit1],[Sany2])-kirindo 990516, 6JU8A 0/1 MTB/NEC(03/830)下黒化 000611, 6JU8A NECbox(300, 23) sakai 030125, 6JU8A MTB 03/430 uda990711
6BN6は米国GEが1949年に開発したTV用のFM検波ゲーテッド・ビーム(5極)管です。GEは華々しくデビューさせました。国内各社は、1955年に東芝が6BN6, 3BN6を、1956年頃に日立、NECが6BN6を国産化。国産化にあたり、GEの論文を引用していろんな学会誌にも発表。だから、後世の「電子管の歴史」にも大々的に取り上げられています。
グリッドが3つあるので通常は5極管として回路図に描かれますが、実際には3つの箱からできており。カソードは口の開いた箱(フォーカス電極)に入っており、カソードからの電子流は入口、出口の口が開いた2番目の箱を通過します。この箱は出口手前で第2グリッドに繋がれており加速電極と呼ばれます。その箱の中には第1グリッドがあり、側面にはカソードと等電位のたシールド(レンズ電極)が存在します。そこから出た電子流は、第3の箱に入射します。第3の箱は入り口があり、中に第3グリッドとプレートがあります。第3の箱は接地されておりシールドとなっています。昔、米国が作った周波数変換管6K8を思い出すじゃありませんか。ビームたる由縁は内部の加速電極とレンズ電極による電子流の集束から来ており、プレートに到達する電子流を絞り込む事により、急峻な制御特性を得ることができた。
しかし、今日の視点からすれば、偉かったのはGEの開発者のみ。セカンドソースが同じ物作れたからといって、何の意義も無かったのじゃないか?GEの開発目的(市場への投入目的)は「TV受像機の音声回路の真空管の数を減らして廉価にする」でした。GEの1949年の広告には、TVやFM受信機のリミッター、ディスクリミネータ(検波)、オーディオアンプの3球を1本で置き換えることができると言っていました。しかし、AM成分の除去の性能はイマイチなため、簡易受信機ならともかく、本格的な性能を得ようとすると、検波+オーディオは6BN8にまかせ、リミッターはIF段に配置する必要があり、実装した例はあまり無かったようです。さらに、球の構造が複雑で、6K8の時代でもつくりづらいと言われたように、ビーム管では工作精度が要求されるためコストの点で廉価とは言えなかったのではないでしょうか?そのため、600mA系のトランスレスまでGEはつくったのですが、国内受信機では採用されなかったように見えます。したがって、6BN6は国産化したものの、TVには僅かしか使われず、残りは産業用真空管と同様に、パルス増幅器などの特殊な分野でのみ一時期使われたに過ぎなかったようです。
6BN6 5/6 [TM5], TM4, NEC(t)1(57-12), TEN(t)1, [SHA3]-kirindo 990516, 6BN6 WHbox(箱は6BN6/6KS6,中身はHIT Japan B2) sakai 030125, 6BN6 TmBox 030402
:3BN6 1/0 [MTB1]
6DT6は米国RCAが1955年に開発したFM検波管用(クォドラチュア・グリッド5極)管です。もともと、1946年に米国Philicoが7極管6BE6を用いたロックド・オシレータ検波器を発表し、それを発展させて球にリミッター作用も持たせたものがGEのゲーデッド・ビーム管6BN6でした。しかし、構造が複雑(コスト高)、微小入力時に感度が悪いという欠点があり、これを補うために新しい球を開発しました。構造は何のことはない、ただの5極管。見かけ上は6AU6に似ています。違う点は第3グリッドの巻き数が多いということ。第3グリッドにはgmがあり、3極管動作します。またロックド・オシレータ動作させた場合、g1とg3の電極間静電容量を通じてg3の電圧がg1に内部帰還するので、6BN6よりも感度が良い。また微小入力時も大入力時も検波出力は一定に保たれるため、完全な振幅制限ができ、AM成分をほとんど除去できるという優れものでした。
この6DT6は、国内では松下が1957年には国産化し、カラーブレテンNo.33(1957.7)に解説しています。また1959年頃からの450mAシリーズのために4DT6もつくられました。東芝は1961年に6DT6Aをつくっています。国内各社が6BN6を1956年までに国産化した後、6DT6に飛びついた形跡がありませんが、これは6BN6, 3BN6の在庫を抱えていたためと思われます。しかし、この6DT6の系譜は、米国では人気が高かったようで、意外とTVに使用され、実はRCAのノーバ管、GEのコンパクトロン管に音声出力管とともに複合管として焼き直され、1970年代まで使用されています。国内でもモノクロTVは2極管検波が多かったのですが、カラーTVの時代にはこの種の球を使うこともあったようです。
6DT6 1/2 (MAT1), MAT2, [Mat1]-kirindo 990516, 6DT6 Mat三葉中 (9G O) 030507
:3DT6 1/0 [NEC1] , 3DT6 NECbox(中, K90 02) sakai 030125,
6DT6A 1/0 [FUT1] , 6DT6A Matbox x2 sakai 030125,
:4DT6A 1/0 [T1]
6GY6 hit1, [SHA1]-kirindo 990516,
6HZ6 1/7 T4. [Sha1], Hit4 , [SHA2]-kirindo 990516, 6HZ6 Tbox (Hosi) sakai 030125, 6HZ6 Hitbox sakai 030125,
:5HZ6 6/8 [T6], T7, Sha1, [SHA4]-kirindo 990516, 5HZ6 Tbox (Hosi) sakai 030125
6R-P22は、東芝が1962年に開発したデュアル・グリッドの同期検波電力増幅管で、6CL6をベースに第3グリッドの巻き数を増やしたもの。6DT6と同様ですが、パワー管でつくったところが違います。当時、14インチのカラーTVを廉価に製造するため、カラー復調に真空管マトリクス回路を使用せず、R-Y/B-Y/G-Y復調軸を採用し、これらカラー信号の復調用に6R-P22を開発した。第1グリッドには8Vppのカラー信号を入力し、第3グリッドに22Vpp、3.58MHzの基準カラー副搬送波を加えて同期検波、復調出力50Vppをブラウン管グリッドに加えている。東芝の14インチのカラーTV、14WL型に初めて採用され、1965年頃まで使用された模様。
6AR8は、1954年に米国GEでカラーTV色復調用として開発された2つのプレートを持つスィッチング用のシーテッド・ビーム同期検波(5極)管です。6BJ73重2極管などとともに、カラーTV用に開発されたようです。後に、FMステレオ信号の分離にも使われています。当初6極管だった構造が、後に6AR8Aとして5極管となったようです。国内では東芝が1964年頃、FM,SSB用として7360とともに国産化されています。GEのこの開発が7360へと発展したと思われます。
6AR8 2/0 [RCA2]
7360は米国RCAが開発したFM検波やSSB検波変調を目的とした2つのプレートを持つスィッチング用シーテッド・ビーム管で、産業用の数字名管です。1960年代初頭に開発されたと思われ、国内では1964年頃に東芝により国産化されています。また、日立も国産化しました。無線通信機のSSB(シングル・サイドバンド)のバランス型(平衡型)変調や検波に用いられたほか、周波数変換に用いた場合、理想的な2乗特性のためリニヤリティが良いとして、アマチュア無線では混変調を嫌う場合にも使用されました。
7360は、第1グリッドは通常の巻線、第2グリッドは片側の平たいグリッド。さらに2つの反射電極(Reflecting Electrode)があり、製造にはやや手間がかかる。
7360 1/1 (RCA1), RCA1, 7360 日立 030907
7360の後続のスィッチング用シーテッド・ビーム管です。
7763は、7360と比べて、グリッド巻線は1つしかなく、他の電極は板でできている。
7763 GE 7735038P1 (69-30 188-5),okada 020205