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(II-2) Standard Type With Eye/アイ付き標準型 | |||
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E(56). Matsuda Radio (Toshiba) 611A/東芝マツダ611A in 1953, ('98.4.26) |
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E(51) TEN Diamond Star MR500/神戸工業TEN MR500 in 1953?, ('98.1.25) |
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ES(98) Toshiba Matsuda 612B/東芝マツダ 612B in 1953?, ('99.9.x) ['00.6.3] |
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E(57). Matsuda Radio (Toshiba) 6SB-11/東芝マツダ6SB-11 in 1954, ('98.5.22) [98.7.18] |
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E(103). Matsuda Radio (Toshiba) 614A/東芝マツダ614A in 1953, ('99.9.26) ['00.6.3] |
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E(40),ES(-100) Matusda Radio (Toshiba) 6UA16/東芝マツダ6UA16 in 1954, ('97.10.26) [98.7.13] |
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ES(95) Sharp SR275/早川電機シャープ SR275 in 1953?, ('99.9.x) ['00.6.3] |
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ES(-86) Nanaola NR 6S22/七欧電機ナナオラ NR 6S22 in 1954?, ('99.9.x) ['00.6.3] |
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E(111). Alpha 6B30/日本アルファ6B30 in 1953, ('99.12.26) ['00.6.3] |
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E(32). Japan Victor Co. R601C/日本ビクターR601C in 1955?, ('97.4.27) |
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ES(88) National Magic Super CF610 HiFi/松下電器ナショナル・マジックスーパ CF610 HiFi in 1956?, ('99.9.x) ['00.6.3], |
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メーカ製5球スーパ・ラジオの「標準型」は,本当は高級機のことを指します。周波数変換から検波増幅までのライン6W-C5,UZ-6D6,6Z-DH3Aは「普及型」と同じですが,低周波出力段と整流回路がパワーアップされており,UZ-42,KX-80などを用いていました。
このページは「標準型とデラックス型」の続編で,マジックアイ付きを特集しています。
Radio Receiver with Magic Eye/マジックアイ付きラジオ
ラジオをマジックアイが付いている,付いてない,で分類することに何か意味があるのでしょうか?マジックアイは実は日本のラジオの歴史を語る上での1つの一里塚,ある時期を境に「マジックアイ付き」がどっと市場を沸かせました。
マジックアイは1935年頃に米国RCAからデビューし,一部,輸入された6E5が搭載されている米国の5球スーパーを輸入したりして我が国にも入ってきましたし,その当時我が国でも東京電気マツダなどにより国産化され,6E5の少し後に出たEZ-6G5などが少量生産されていました。国産ラジオでもマジックアイを搭載したラジオも売り出されました。しかし,戦前の我が国では高級なスーパー受信機はマイナーな存在。戦時中は短波の受信禁止措置もあり,スーパー受信機を作る会社もなし。戦後は,短波が解禁され,オールウェーブ受信機がさっそく作られましたが,しばらくマジックアイを搭載しませんでした。1947年頃の国内雑誌記事では海外の文献をもとにマジックアイを紹介していますが登場するのは米国産の品種ばかり。当時国内にはマジックアイを供給する会社がありませんでした。
それが好転するのは1950年頃。真空管の供給はHW真空管(奥田電機株式会社)が1949年末にUZ-6E5とUZ-6G5を製造しはじめたのが流行のはじまりのようです。1950年の川松卸商報には「マヂックアイヤー」としてネンプレート付きでどちらも350円とありました。HW真空管の1950.12の広告に納入先として「日本ビクター,日本コロムビア,八欧無線(ゼネラル),七欧無線(ナナオラ)」があります。メーカーが使用したのは一般のラジオではなくオールウェーブ受信機用だったことはいうまでもありません。まず,1949年末に日本ビクターがオールウェーブに6G5を搭載した機種,7AW1を販売しています。(卸価格20,500円)。1950年頃にはゼネラルは(オールウェーブでしょうか?)標準型の5S-4B型6球スーパに6E5を搭載しています。(卸価格8,690円)。翌年1951年には松下電器もオールウェーブAS400を発売。1951年頃の雑誌にはマジックアイの効用として高周波1段付き自作スーパーのトラッキング調整時に便利なことが説かれています。たしかにSメータがあれば楽でしょう。真空管1本分の費用で付くのですから誰もが望みやすい贅沢だったといえるでしょう。
したがって,国内の需要はオールウェーブに留まらず,この1951年頃にはついに放送帯専用のラジオにもマジックアイが搭載されました。売れると分かった球屋はだまっていません。中小含めた真空管会社が製造に乗り出しました。最大手の東芝マツダは1951年のマニュアルに6U5/6G5だけを「高級受信機の同調」用として掲載していましたが,その後直ぐに6E5も製造に入ったものと思われ,1953年のマニュアルには掲載されています。電波科学1952.7の広告,三井電子研究所「商業放送開始!誇る性能絶賛の的,躍進する此のマーク!スーパーには三井のマジックアイ(EZ-6E5)」, 一番電気マヂックアイ6E5, 代理部ニュースにHWマジックアイ6E5, 6G5窓付き350円(三井電子製)。取り付け金具40円。(HWと三井の関係が不明なのだが...)。ロダン6E5, 440円。電波科学1953.6の広告,東洋無線「ラジオにも美しい装い..!6E5D(赤玉), 6E5M(MT)マジックアイで」,サン真空管製造「好評!!サン真空管のマジックアイ6E5」。
ラジオ市場ですが1952年では統計した機種が少ないが出力管42などを用いた標準・高級型のマジックアイ搭載機種の割合は42.4%,出力管6Z-P1の普及機20%。1953年8月の資料では,標準型,高級型合わせて91機種の内マジックアイ搭載は45%,普及型では26機種中7.7%だった。実際,私の手元に集まったST管スーパーのうち標準型は1953年からマジックアイ搭載の機種だけになってしまいます。残りの60%の機種はミニアチュア管であるとか,より球数の多い高級機であるとかの目玉が無い機種は実際に市場で売れなかったということになります。こうなると猫も杓子もマジックアイ!1953年頃には標準型,高級型ラジオはマジックアイも良く搭載されたことになる。キット販売のラジオも1950年頃からはじまり,1951年にはアイ付きが登場,またアマチュアの自作機にも手軽に付くので流行になりました。
だがしかし!飾りにしては球1本分の増額で済むのですから廉価だったマジックアイも,実は落とし穴が。寿命が実に短かったのです。一般受信管の寿命は今日の骨董ラジオを見ても分かるように現役時代には1,2回の交換でラジオ寿命を全うし,まだオリジナルのまま余命を残しているものも多いのですが,マジックアイの命,蛍光膜の寿命は数100時間で輝度が半分になり,これを100時間を半減期とすれば100, 200, 400, 800, 1600, 3200, 6400時間で1/2, 1/4, 1/8, 1/16, 1/32, 1/64, 1/128という具合に見えなくなっていった。毎日2時間として半年から1年で見えなくなり,赤いボーとした光だけが残るのでした。
東芝マツダのマジックアイ付き標準型(42-80)ラジオ。両波整流。スピーカが16cmのマツダ純正のフィールド型ダイナミックです。キャビネットも大型で重い。パネルのロゴはToshibaですが,七宝焼の赤いマツダのバッジが付いています。扇型のとても大きなダイヤルが印象的です。中央にマジックアイがあり,当時の高級機です。骨董市で1998年4月26日に入手。
球の配列はちょっと変わっており,左より80,42,6W-C5,IFT,6D6,IFT,6ZDH3Aとなっています。キャビネットに残っていた球は80K(松下A0/MC,1958),42(松下PL,1956),6W-C5(松下OD,1957),UZ-6D6(マツダ,オリジナル?),6Z-DH3A(マツダ,オリジナル?),マジックアイ6E5 TEN製(HC3T/312)の1953年12月?で,1958年頃に修理,交換したようです。オリジナルの整流管は80なのですが,傍熱型の松下製の80Kに交換されました。東芝マツダは作らなかった球です。またケミコンも松下製に交換されています。
E 56 98.4.26 3.5k マツダ611A 1953 Wood B ST-6S E FCsp ------------------------------------------------------------- 銘板L1007,Ser.0D-802170, Power Supply 100-85V/60W Power Outoput 3W キャビネット:木製箱型,全面布張,ツマミ:ネジ式 サイズ:490W,230D,275H 周波数:540-1600,IFT 455kc ダイヤル:扇型 ツマミ:(1) (2)tune (3) 端子:(A,E)2p,(PU)2p 真空管:松下6W-C5,マツダUZ-6D6,6Z-DH3A,松下42,80K+TEN6E5
(部品) SP:自社6.5"FC型ダイナミックSP,OB-1036,4ohm/2W。Flame(200153), Cone A PT:自社ダイキャストカバー, CHEM:松下 JIS 4012 IFT:丸型 DC-25G,DC-26 (状態)外観良, (欠品) 裏板なし(はめ込み式),ツマミ1個なし, |
東芝マツダのマジックアイ付き標準型(42-80HK)ラジオ。片波整流。スピーカは16cmのマツダ純正のパーマネント型ダイナミックです。キャビネットは中型。パネルのロゴはToshibaですが,七宝焼の赤いマツダのバッジが付いています。四角い大きなダイヤルで中央にマジックアイがあり,当時の高級機です。1953年前半に612A型が販売されていましたが,本機は改良版で同じ年に販売されたと思われます。骨董屋からまとめて入手したジャンク。入手時にキャビネットはバラバラになりヒモで縛っています。こんな写真で失礼しました。
キャビネットの痛みはひどく,塗装が禿げているだけでなく,接着材の糊がきいていない。修復しようと思えば簡単なのだが...
裏板を取ると中からゴミ処理場の領収書が出てきた。骨董屋に救われてもう一度戻ってきたゴミというところ。塗装のはげ上がりと糊の剥離は雨にさらされたためでしょう。
Size 480Wx220Hx220D Tube
SP FC。 |
東芝マツダのマジックアイ付き標準型(42-80HK)ラジオ。片波整流。スピーカは16cmのマツダ純正のパーマネント型ダイナミックです。キャビネットはこの頃一時流行った丸みがある凝った造りです。パネルのロゴはToshiba(写真では見難いが)とともに,七宝焼の赤いマツダのバッジが付いています。ダイヤルもキャビネットに合わせて円形です。左隅にマジックアイがあります。骨董市で入手。
Size 490Wx230Hx200D CD-8026386。 Frequency Band; 540-1600kc, Output 2W Power Sup; 100V-85V, 45VA 銘板; L1014 真空管: 6W-C5(ナデ), UZ-6D6, 6Z-DH3A(ナデ),UZ-42(ナデ),KX-80HK(KX-80BK)。
箱 3695 丸IFT DC-26G, 25。SP 0B-1025 2W, 4ohm。 |
早川電機(シャープ)のマジックアイ付き標準型(42-80HK)ラジオ。片波整流。スピーカは16cmパーマネント型ダイナミックです。キャビネットは中型。四角い大きなダイヤルで中央にマジックアイがあります。1953年製と思われます。正面パネルには一部プラスティックを使用しています。骨董屋からまとめて入手したジャンク。ツマミがほとんど残っていませんでした。現在は手許にありません。
真空管は整流管に戦前のKX-12Fが刺さっていた。いくら何でもちょっと厳しい。
Ser. 125402。45VA, 1.5W Size 490Wx250Hx220D底板に図有り。 Tube: 6W-C5 TEN (EH21H), UZ-6D6 マツダ 6Z-DH3A TEN? <K>, UZ-42(NEC赤), ベースルース KX-80HK (代わりに戦前の刻印マツダKX-12F), EZ-6E5の構成。 SP=PM-71。IFT=T815。 VC; Sharp PT; Fujitake 裏板なし。 |
これは1953年の日本アルファ電気製のマジックアイ付き標準型(42-80?)ラジオ。スピーカは16cmパーマネント型ダイナミックです。キャビネットは中型。丸ダイヤルで,キャビネットも幾分丸みがあります。日本アルファ電気という会社は聞いたことない?計測器で有名なアンリツ電気が戦後ラジオを製造しましたが,その後ラジオ部門が独立して日本アルファ電気となりました。この時期には多くの製品を出していました。このサンプルは現在は手許にありません。
42はNEC赤,6ZDH3AはJRC。 |
神戸工業テン(後の富士通テン)のマジックアイ付き標準型(42,80HK)ラジオです。片波整流。16cmダイナミックスピーカ。ダイヤルは幅広い横行型でパネル面下部に配置したモダンなデザインでした。正面パネルはアルミ多孔板でできています。本機は1953年の電波科学誌に型式が紹介されています。(本機の製造時期は内部の部品の情報からはでは判別できませんでした)。シャーシの銘板は紙。またTEN VOX SPは表示がゴム印です。ラジオ内部に神戸工業テン製の球が何本か残っていますが,これらはオリジナルのようです。モデル型式は以前NR-500と紹介しましたが,物置の奥から再発掘して,正しい型番はMR-500だということを発見しました[99.5.8]。
Exx xx 98.1.25 2.5k TEN MR5001953 Wood ST-5SE ------------------------------------------------------------- 銘板,神戸工業TEN Diamond Star Ser:23993(右側面検査証) キャビネット:木製箱型,全面アルミ多孔板,回路図底にネジ止め サイズ:H,W,D 周波数:540-1600,IFT 455kc 電源:AC100V,50-60c/s, 50VA 出力:2W ダイヤル:横 ツマミ:(1)(2)(3) 端子:AHはリード線,(AL,E,PU)3p 真空管:6W-C5,UZ-6D6,6Z-DH3A,UZ-42,KX-80HK+6E5
(部品) Chem Elna : CN RP LC (マツダ6SB-11と同世代) SP:TEN VOX IFT:丸型 (状態)外観良?, (欠品) ACケーブルは無い。内部は全体的に油煙で汚れている。球はTENの3本のうち2本は1952年製でオリジナル,また残る1本もオリジナルかもしれません。 |
東芝マツダのマジックアイ付き標準型(42-80HK)ラジオ。片波整流。611A型の流れを汲むモデルでしょう。整流管が傍熱型の半波整流管KX-80HKに変わり,ダイヤルが横スライド型に変わりました。スピーカが16cmのマツダ純正のフィールド型ダイナミックです。キャビネットも大型で重い。パネルのロゴはToshibaでフレーム側に付いています。また七宝焼の赤いマツダのバッジがサラン布側に付いています。
東芝は1954年頃にラジオの型番を数字3桁からこのような形式に変えました。
(数字1桁)+(アルファベット2文字)+(数字2桁か3桁)=(球数)+(シャーシモデル)+(登録順)
この形式はトランジスタラジオの1960年代中ごろまで使われました。
Toshiba Matsuda 6SB-11 Back view of Toshiba Matsuda 6SB-11 マツダ・ラジオ6SB11型の裏。球の配列は,左より6W-C5,IFT,UZ-6D6,6Z-DH3A,UZ42,KX80HK,となっています。
E 57 98.5.22 2.5k マツダ6SB-11 1954 WB ST-6S E ------------------------------------------------------- 銘板6SB-11,Ser.0B-80599490?(文字がうすい) Power Supply 100V-45VA Power Outoput 2W キャビネット:木製箱型,全面布張 サイズ:482Wx267Hx200D 周波数:540-1600,IFT kc ダイヤル:横スライド式 ツマミ:(1)Tone (2)Volume (3)Tuning;ツマミは薄型,ローレット式 端子:(A,E,PU)3p 真空管はオリジナル
IFT: DF-1G,DF-1 SP:ダイナミック型,Louds Speaker マツダ 0B-1079B, Frame 07064C, Cone 416B ケミコン:エルナ 380V,20u,20u:CN ELL0。 (状態)糸切れ,木製キャビネットの糊が剥がれ,分解寸前。 |
東芝マツダのマジックアイ付き標準型(42-80HK)ラジオ。片波整流。612B型の流れをくむ後継機でしょう。スピーカは16cmのマツダ純正のパーマネント型ダイナミックです。キャビネットは中型。パネルのロゴはToshibaで,七宝焼の赤いマツダのバッジが付いています。四角い大きなダイヤル窓に扇型ダイヤル,右隅にマジックアイがあります。骨董市て入手したジャンク。キャビネット右面の化粧板に剥がれがあります。
マツダ・ラジオ6UA16型の裏。球の配列は,左よりIFT(6W-C5は隠れている),UZ-6D6,IFT,6Z-DH3A,UZ42,KX80HK,となっています。
[補足記事1998.7.13] 同一モデルながら内部の作りが違うラジオ。1998年7月に読者から写真をいただきました。(写真提供=ハンドル・ネーム「自作の壁」氏)。同じマツダ・ラジオ6UA16型ですが,内部の様子がちょっと違います。IFTが丸型から角形に(マツダのロゴ,455kcの凸印),シールド・ケースが6Z-DH3Aにも被さり,ヒューズ・カバー,ACコード入り口のアルミ・ブッシュの径,スピーカ(0B-1100A)のフレームの形までも違います。製造時期が違う(やや遅い)のか,あるいは同じ東芝ながら工場自体が違うのかもしれません。
以下は,私のコレクションの情報
E(40) xx 97.10.26 5k マツダ 6UA16 1954 Wood ST-5SE ------------------------------------------------------------- 銘板アルミ,Ser.CD-9657161(キャビ右側面に貼り紙) Power Supply 110-100-85V/50W Power Outoput 2W キャビネット:木製箱型,全面布張 サイズ:482W,225h,205D 周波数:540-1600,IFT kc ダイヤル:扇型 ツマミ:(1)Tone (2)Volume (3)Tuning 端子:(A,E,PU)3p 真空管:マツダ6W-C5,UZ-6D6,6Z-DH3A,UZ-42,KX-80HK+6E5
(特徴)球はオリジナル。SPはゴム印に変わる, (部品) SP:自社6.5"ダイナミックSP,ゴム印,CD.-1285A, または1235A PT:自社ダイキャストカバー, CHEM:Marcon IFT:丸型無印 (状態)外観良?, (欠品) キャビネット横割れ,正面パネル右端欠損。 |
ES(-100) Another Toshiba Matusda 6UA16 /もう1台の東芝マツダ 6UA-16
CD-9067135。丸IFT。SP DB-1095A。 標準型。6W-C5, UZ-6D6, 6Z-DH3A(ナデ),UZ-42(ナデ),KX-80HK(ナデ)。Size 490Wx230Hx200D |
戦前の2大ラジオメーカーの1つ,七欧無線商会ナナオラが,戦後七欧通信機(東京目黒)となり,作ったマジックアイ付き標準型(42-80HK)ラジオ。片波整流。トーンコントロールまで装備した高級機。スピーカは20cm/16cmの楕円型パーマネントダイナミックです。キャビネットは大型。ダイヤル窓は横長のスライド式で,右隅にマジックアイがあります。骨董屋からまとめて入手したジャンクですが目立った損傷はありませんでした。現在は手許に有りません。
ST6球標準。Ser 3776, Line AC100V, 50-60c/s。Size 510Wx260Hx210D 6W-C5, UZ-6D6, 6Z-DH3A, UZ-42(NO), KX-80HK(NO), 6E5(マツダ)。SP Noble POV67W。 リモートAC SW端子。 |
日本ビクターのマジックアイ付き標準型(42-80BK)ラジオ。片波整流。スピーカは16cmのパーマネント型ダイナミックです。キャビネットは中型。パネル全面がスピーカのサランとなったデザインです。キャビネット右上にマジックアイがあります。キャビネットは木製ですが,正面パネルには黒プラスティック製のブラインド型サブパネルが使用してあります。下部に横スライド型で透明板に赤文字のダイヤル窓があります。正面パネル左下木部にHisMasterVoiceのニッパー君のロゴがあります。骨董市て入手したジャンク。
日本ビクターは戦時中東芝の資本傘下に入りましたが,戦後はこの頃,松下電器の傘下に入り,使っている真空管もマツダから松下ナショナル製に変わりました。真空管は製造コードがRL(54.年12月)のものが多く残っており,本機は1955年に出荷されたものと思われます。
キャビネット右面の化粧板に剥がれがあります。
E10 32 97.4.27 2k VICTOR R-601C 1955? Wood ST-5S E □□△▲ ------------------------------------------------------------- 「日本ヴィクターのアイ付きST5球スーパ R601C型」 形式R-601C,(仕様貼紙no.42565-3)Po 1.6W, 55VA, Serial/Date記載なし, (シャーシno.15074),回路図なし 周波数: 535-1605kc/s,IF=455kc/s, キャビネット:木製箱型。プラスティック製の横格子グリルのはめ込み。 サイズ: 465Wx263Hx185D(実測) ダイヤル:横スライド型。 ツマミ: 1)PoSW+Tone, 2)Volume, 3)Tune 端子:(A,E)ワイヤ穴,(PU)RCA端子,(AC)100v/115vヒューズ 真空管: 6W-C5 (松下/Victor)(ステムL)<RL> ....... 63-61 >50 UZ-6D6 (松下/Victor)(ステムL)<RL> .......★ 0 <40 ルーズCAP 6Z-DH3A(松下/Victor)(ステムL)<RL> .......★[7,40] <[19,20] UZ-42 (松下/Victor)(ステムL)<RL>(灰P),.. 76-65 >50 KX-80BK(松下/Victor)(ステムL)<RL> [>40] . 46 > 40 6E5 (松下/Victor?)<QA><オ28>.......... 未チェック SP(仕様貼紙No.41055) = VICTOR SK-2012R (4ohm) date R1UA, (部品) VC:30980, IFT: A,B:Victor 30964-A(TAMADDIN) CHEM:Victor 42410-2 (状態)キャビ外観はまあまあ。塗装は角に傷がある程度。裏板が紛失(ネジ留め)。 内部は,糸かけ用の糸が黒ビニール線で代用され,正規のコースを通しておらず,ダイヤル・カーソルは動かない。ACヒューズは5Aガラス玉に並列にハンダ風のワイヤでバイパスされている。ACプラグは赤の丸ゴム型。 球は全てオリジナルが残っている。外観も綺麗だ。しかし,UZ-6D6は事故球で,ガスか真空漏れ。ヒータ点灯が見えないが加熱ありIb=0。6Z-DH3Aもゼロ・バイアス動作の3極部がエミ減。他の球も寿命に近い。 (紛失)裏板。 |
松下電器産業ナショナル製のマジックアイ付き標準型?(6V6-GT-80K)のHi-Fiラジオ。ST/GT混成6球。両波整流。スピーカは20cmの大型パーマネント型ダイナミックです。キャビネットも大型。パネル全面がスピーカのサランとなったデザインです。キャビネット右上にマジックアイがあります。キャビネットは木製ですが,正面パネルには黒プラスティック製のブラインド型サブパネルが使用してあります。上部に横スライド型で透明板のダイヤル窓があります。骨董屋でまとめて入手したジャンク品。
535-1605, 455 配置図RC18508L 8160, 回路図色あせてみえない Po3.5W, 60uV/50mW 6W-C5, UZ-6D6, 6Z-DH3A, 6V6GT, 80K, 6E5で構成される。Size 530Wx330Hx240D 8inch =P8433, 3.6ohm 8W, Flame 01561。 シャーシ下側に錆がある。真空管はマジック・アイ以外全部抜かれてしまって残ってない。糸切れ,裏板なし,PL線ひび,ANT線切断,ACコード増設SW。 |