|
|
|
|
|
| ||||
| ||||
6JH. History of Japanese MT |
6JB. Early Japanese MT |
6JA. Japanese MT |
6JP. Japanese Type |
6JC. Early TV & Com MT |
6A. American MT |
6X. Electrodes |
6ER. European Rimlock |
6EU. European MT |
6FM. FM Tuner |
|
|
Converter |
RCO RF Pentode |
Det-AF Triode |
Power Pentode |
Rectifier |
Eye |
6.3V Type |
|
6BE6 (Page 6JA) |
6BA6 (Page 6JA) |
6AT6 (Page 6JA) |
6AQ5 (Audio US Beam2) |
6X4 (Page 6JA) |
|
|
|
6BD6 (Page 6JA) |
6AV6 (Page 6JA) |
6AR5 (Audio US Pentode) |
|
| |
Japanese Origin and Standard tubes |
6BE6 |
6BD6, 6BA6, 6AT6, 6AV6 *2 |
6AR5, 6AQ5 |
6X4, 5M-K9, |
6E5-M, 6E5-MT, 6M-E2, 6M-E4, 6M-E5 (Page 8J) | ||
150 mA Type |
|
12BE6 (Page 6JA) |
12BA6 (Page 6JA) |
12AT6 (Page 6JA) |
50B5 |
35W4 (Page 6JA) |
|
|
|
12BD6 (Page 6JA) |
12AV6 (Page 6JA) |
50C5 (Page 6JA) |
|
| |
Japanese Origin and Standard tubes |
12BE6 |
12BA6, 12BD6, 12AT6, 12AV6, 20R-DHV1
|
35C5, HL94/30A5, |
|
6M-E10 (Page 8J) | ||
100 mA Type |
|
18FX6 |
18FW6 |
18FY6 |
32ET5, 34GD5*160FX5 |
36AM3*1 |
|
|
18FX6A*1 |
18FW6A*1 |
18FY6A*1 |
|
36AM3A, 36AM3B*1 |
| |
Japan Domestic |
18FX6 |
28R-HV2, Not Yet. |
45M-P21, Not Yet. |
Sillicon Diode |
| ||
FM Ages |
American |
12DT8 (FM Tuner) |
12BA6 x2 |
12AV6 |
50EH5*1, 12CU5 Not Yet |
|
|
|
HCH81/12AJ7, ECC86/6AQ8, 12AQ8(FM Tuner) |
|
|
|
|
| |
Japanese Origin and Standard tubes |
12DT8, 17R-HH2, Not Yet. |
12BA6 x2 |
12AV6, 50EH5 32R-HP1, No Sample |
Sillicon Diode |
|
ラジオ用傍熱型半波整流管。日本小型真空管型名付与委員会CES,東芝マツダ1952年。
(原型・構造・特性)
5.0V,0.6A,mT19-3?(67mm),(NC,NC,H-K,H,P,NC,NC)
(T55)Cin;350Vac,200ス,8?F,60mA,(395Vdc/30mA,340Vdc/60mA),1000V/360mA,Ik60mA
(RAD)Cin;280Vac,200ス,40?F,-,30mA/280V,60mA/240V
|
Base |
Outline |
Eh |
Ih |
Cathode |
drop V/mA |
Io mA |
max Peak Inv V |
max RMS sup V |
max peak mA |
|
6X4 |
5BS |
5-3 |
6.3 |
0.6 |
IH |
22/70 |
90 |
1250 |
360 |
245 |
|
6CA4 |
9M |
6-4 |
6.3 |
1.0 |
IH |
20/150 |
150 |
1000 |
|
450 |
|
19Y3 PY82 |
IC,IC,K,H,H,P,Ht,K |
21-4 |
19 |
0.3 |
IH |
- |
180 |
700 |
220 |
550 |
|
5M-K9 |
NC,NC,H-K,H,P,NC,NC |
19-3 |
5.0 |
0.6 |
IH |
55/60 |
60 |
1000 |
350 |
360 |
|
35W4 35W4A |
5BQ |
5-3 |
35 |
0.45 |
IH |
18/200 |
110 |
360 |
117 |
660 |
|
25DK4 |
5BQ |
5-3 |
25 |
0.15 |
IH |
19/200 |
100 (66)** (100)* |
330 |
129 |
600 |
**=Lamp without R, *=Lamp with 250 ohm |
36AM3 |
5BQ |
5-3 |
36 |
0.1 |
IH |
20/150 |
82 |
365 |
129 |
530 |
|
36AM3A |
5BQ |
5-3 |
36 |
0.1 |
IH |
16/150 |
82 |
365 |
129 |
530 |
|
36AM3B |
5BQ |
5-3 |
36 |
0.1 |
IH |
16/150 |
82 |
365 |
129 |
580 |
|
50DC4 |
5BQ |
5-3 |
50 |
0.15 |
IH |
21/240 |
120 (70)* |
330 |
117 |
720 |
*=Lamp without R, |
19A3 HY92 |
NC,NC,H,H,P,Ht,K |
18-3 |
19 |
0.15 |
IH |
15/150 |
70 |
350 |
127 |
450 |
|
25M-K19 |
NC,NC,H,H,P,NC,K |
18-3 |
25 |
0.15 |
IH |
20/200 |
70 |
330 |
129 |
420 |
|
原型は,東芝マツダの傍熱型半波整流管KX-80HKで,外囲器をST管から7ピンMT管にしたもの。特性はKX-80HKとほぼ同じで,また国内他社のKX-80BKとも類似しているが,最大定格だけはMT化によりやや低くなった。
日本のラジオは1947年にGHQの命令によりスーパー形式が義務付けられ,1948年頃から5球スーパが主流になった。米国のスーパ形式のラジオは,戦前のST管の時代,戦争中のメタル,GT管,ロクタル管のオクタル管時代を経て,戦後はMT管の時代に入っていた時期である。日本のラジオはST管が主流で,1948年にスーパ専用管として6W-C5,6Z-DH3,6Z-DH3Aが開発され,標準形式として普及用6W-C5,6D6,6Z-DH3A,6Z-P1,KX-12F,大出力高級向けUZ-42,KX-80BK(NEC,松下,他)またはKX-80HK(マツダ,TEN)がようやく確立された。2つの整流管KX-80BKとKX-80HKは同時期に開発された傍熱型片波整流管で,従来のKX-12Fとの互換性(ヒータ5V,片側巻線用)とケミコンの保護になる傍熱型だったので爆発的に普及した。電流容量で言えばKY-84が知られており,2つのプレートを結めば同様に片側巻線用に使用できたはずであるが,6.3V巻線に余分な負担を強いる,ソケットがUXからUYに交換しなければならない,球の価格が高い,などの理由で結局誰も使わなかったのである。
国内では,スーパ用真空管のMT管化は1950年?1951年に米国のMT管6BE6,6BD6,6AV6,6AR5などが国産化され,ようやく始った。ところが,米国では,整流用MT管はトランス・レス用の半波整流管では,35W4,45Z3,117Z3が作られたに過ぎず,トランス付きセットの整流用MT管では,僅かに両波整流用6X5-GTをMT化した6X4だけが知られいるだけだった。米国においても,大きな出力の「まともな」ラジオは高周波部分はMT化してもオーディオと整流の部分は旧来のGT管やロクタル管を用いていたのである。一方,購買力と電力供給事情が悪い日本では,小型の半波整流管が必要とされていたのである。そこで,ラジオ用MT管の国産化と同時にKX-80BKあるいはKX-80HK相当の整流管5M-K9が開発されたのである。これにより国内標準のMT管式5球スーパが誕生した。ただし,5M-K9はすぐには普及しなかった。初期の標準型は予想に反して6X4が使われ,6BE6,6BD6,6AT6,6AR5,6X4というラインだったのである。
(その後)この球は国内事情にマッチしたため,ラジオだけでなく小型装置の電源全てに用いられ一世を風靡した。このため,東芝の他国内各社(NEC(新日電),日立,松下,TENなど)で長年に渡って多量に生産された。
(参考KX-80HK)
5.0V,0.6A,350V,65mA,200ス,8?F,390V/32.5mA-,335V/65mA,1000V/400mA
高周波増幅5極,検波2極,低周波増幅3極管。東芝1956/20R-DHV1 <日立58 TEN<59
9ピンミニアチュア第1弾。
pin=K(t)+k(d), g1(p), g2(p), h+k(p)+g3(p),h,p(p),p(d),p(t),g(t)
6.3V(5.7V-6.9V),0.48A
(V)250V,100V,-1.0V,9.0mA,3.0mA,300k,3.5mA/V,-20V(40?A/V)
,Eb300V,Esg100V,Ebsg300V,Eg0V,3W,0.4W
(H)100V,-1V,0.5mA,80k,100,1.25mA/V,/Eb300V,Eg0V,Pb0.5W
250V,-2V,1.2mA,62.5k,100,1.6mA/V
(D)150Vrms/1.5mA,250?A/DC
中間周波増幅段に使用する可変増幅率5極部,低周波電圧増幅段に使用する高増幅率3極部,および検波段に使用する2極部を同一管内に封じた9ピン・ミニアチュア管。5極部のgmは6BA6と6BD6の中間程度(3.5mA/V)で使いよく,3極と2極は6AV6と同一特性。ただし,2極部は1ユニット。現在の5球スーパは,6BE6,6R-DHV1,6AR5,5M-K9と4本で同一特性を得ることができる。(57年の製品ニュースでは)同時に20R-DHV1も作られた。
ピンが足りないため,5極部のカソードとヒータ片側が共通になっている。このため,ハムを防止する意味でカソードは接地し,さらに,自己バイアス回路が組めないので,AVCに-1Vが義務付けられている。また,3極と5極が同居しているため,外部ハム誘導,高周波発振を防止する意味で外部シールドも義務付けられている。これらが欠点になり,翌年,改良型6R-HV1ができた。
|
Base |
Outline |
Eh V |
Ih A |
Pp |
max Eb |
Psg |
max Esg |
Eb V |
Esg V |
Eg V |
Ib mA |
Isg mA |
rp kohm |
gm mA/V |
Ci |
Co |
Cgp |
6BA6 |
7BK |
5-2 |
6.3 |
0.3 |
3.4 |
330 |
0.7 |
330 |
250 100 |
100 100 |
68 o 68 o |
11 10.8 |
4.2 4.4 |
1000 250 |
4.4 4.3 |
5.5 |
5.5 |
0.0035 |
6BD6 |
7BK |
5-2 |
6.3 |
0.3 |
3.0 |
300 |
0.65 |
125 |
250 100 |
100 100 |
3.0 1.0 |
9 13 |
3 5 |
800 150 |
2.0 2.55 |
4.3 |
5.0 |
0.005 |
6RDHV1(P) |
9xx |
6-2 |
6.3 |
0.48 |
3.0 |
300 |
0.4 |
100 |
250 |
100 |
1.0 |
9 |
3 |
300 |
3.5 |
4.6 |
3.6 |
0.004 |
6AV6(T) 12AX7(1/2) |
7BT |
5-2 |
6.3 |
0.3 |
0.5 |
300 |
- |
- |
250 100 |
- |
2.0 1.0 |
1.2 0.5 |
- |
62.5 80 |
1.6 1.25 |
mu 100 |
|
|
6RDHV1(T)
|
9xx |
|
|
|
|
|
|
|
250 |
- |
2.0 |
1.2 |
- |
62.5 |
1.6 |
mu 100 |
|
|
6R-DHV1 HIT box x2 020625
6R-DHV1 T box hashimoto 020926
Toshiba 6R-DHV1
Hitachi 6R-DHV1
高周波増幅5極,検波2極,低周波増幅3極管。NEC1956-57<'59。「ラジオハイファイ超複合管」。9ピンミニアチュア第2弾。6BD6と6AV6を合わせたような球。東芝と異なり3極管カソードを5極・2極のカソードと分離しているのでNFBが掛けられる。ただし,トップ金具がある。
pin=k(t), g1(p),g2(p),h,h,p(p),g3(p)+k(p)+k(d), g(t), p(t), top=p(d)
6.3V,0.5A
(V)250V,100V,-3.0V,10.0mA,3.0mA,-k,1.8mA/V,
(V)250V,80V,0V,11.5mA,3.3mA,-k,2.0mA/V,
,Eb300V,Esg125V,3W,0.65W
(H)Eb300V,Pb0.5W
250V,-2V,1.2mA,-k,100,1.6mA/V
6R-DHV2 NEC 020818, 6R-DHV2 NEC box, 須藤克男氏寄贈030518
NEC 6R-DHV2
ラジオ用中間周波増幅5極管・低周波増幅3極管。東芝1957
(原型・構造・特性)
6.3V(5.7V-6.9V), 0.5A, mt21-2
(V)250V,100V,-1.0V,9.0mA,3.0mA,300k,3.5mA/V,-20V(40?A/V), Eb300V, Esg125V, Ebsg300V, Eg0V,3W, 0.4W
(H)100V,-1V,0.5mA,80k,100,1.25mA/V, Eb300V, Eg0V, Pb0.5W,
250V, -2V, 1.2mA, 62.5k, 100, 1.6mA/V
6R-DHV1の2極部を取り除いたもの。構造上の無理を改良したもので,フィードバックがかけられるので優れた周波数特性が得られる,5極部のカソードとヒータを分離したため,ハムの発生が少なくなり,5極部にAVCがかけられる。とある。
中間周波増幅段に使用する可変増幅率5極部,低周波電圧増幅段に使用する高増幅率3極部を同一管内に封じた9ピン・ミニアチュア管。5極部のgmは6BA6と6BD6の中間程度(3.5mA/V)で使いよく,3極は6AV6と同一特性。第2検波としてゲルマニューム・ダイオード等を使用することにより,使用球を減らし,良好な音質が得られるので高級HiFiスーパ・ラジオ受信機の製作が可能。通信機,測定器の球数を減らし,スペースを節約できる。
ちなみに,この球より前に,サン真空管は6W-DH3Aという球を発表している。これは2極部と3極部のカソードを分離し,ハムやNFBの問題を解決しようとしたものである。世はHi-Fiラジオ時代を迎えていた。東芝のこの球の発想は同じ,すなわち,2番煎じであった。
6R-HV1 1/1 [Tm1],Tm1
Toshiba 6R-HV1
トランスレス・ラジオ用半波整流管。東芝マツダ1954年。
(原型・構造・特性)
25.0V,0.15A,mT18-3,-;(NC,NC,H,H,P,NC,K)
330Vp,420mAp,70mA,Ehk330Vp
Cin;117Vac,15ス,40?,100mA,(50mA at 140Vdc, 100mA at 120Vdc)
Cin;235Vac,100ス,40?,100mA,(50mA at 280Vdc, 100mA at 235Vdc)
原型は米国35W4(35Z5-GTのMT版)で,国内の商用電源100VAC向けに省ヒータ電力化したもの。35W4のパイロット・ランプ点灯用機能を取り去り,ヒータ電力を約30%削減。特性は同じだが最大出力電流も30%削減(100mAから70mA)された。米国のMT管5級スーパ標準型は12BE6,12BA6,12AV6,50C5,35W4とすると合計122.8Vであり,高周波1段12BA6を追加する場合には出力管を35C5に変更し合計120.4Vにすることができる。しかし,国内では5級スーパ標準型は出力管に35C5を用いても合計107.8Vであり,ヒータ電圧はやや不足していたが無理に用いられていた。このため,ヒータ電圧10Vを節約し35C5系の場合は97.8Vとなる整流管25M-K15が開発されたのである。
(その後)国内各社(NEC(新日電),日立,エレバムなど)で生産された。しかし,25M-K15はヒータ電圧だけを解決するもので,国内標準型MT管5級スーパにはなお,パイロット・ランプが点灯できない,100V整流の低B電圧では十分なスピーカ出力が得られないという欠点が残されていた。このため,米国の35C5に代る出力管として,ヒータ電圧が5V低く(合計102.8V),さらに低B電圧で能率の良い欧州系HL94/30A5が1956年に東芝などによって国産化され,国内MT管5級スーパ標準型が完成した。このため,25M-K15の需要はほとんど失われ,僅かに残された用途は,パイロット・ランプ無しの高周波1段付きレス・スーパであった(30A5と25M-K15を組み合わせて合計105.4V)。しかし,翌年の1957年にはさらに省ヒータ電力・パイロット・ランプ付き整流管(米国?)19A3(19.0V,0.15A)が東芝により国産化され,高周波1段でも30A5使用時に合計99.4Vが実現され,25M-K15の活路は完全に断たれた。販売は1960年代前半に終了した。
(参考35W4)35V,0.15A/mT18-3,(NC,NC,H,H,P,Ht,K)(PL点灯用タップ付き)
330Vp,600mAp,100mA,PL付き60mA(抵抗無し)-90mA(抵抗付き),Ihs3.5A,Ehk330Vp
(PL無し)Cin;117Vac,15ス,40?,100mA,(50mA at 140Vdc, 100mA at 120Vdc)
Cin;235Vac,100ス,40?,100mA,(50mA at 280Vdc, 100mA at 235Vdc)
(PL付き)Cin;117Vac,15ス,100?,60mA(PL並列抵抗無し),70mA(300ス),80mA(200ス),90mA(100ス)
パイロット・ランプは6.3V,150mA豆球
(参考19A3)19V,0.15A/(PL付き17.3V)mT18-3,(NC,NC,H,H,P,Ht,K)(PL点灯用タップ付き)
350Vp,450mAp,-,PL付き60mA(抵抗無し)-70mA(抵抗付き),-,Ehk350Vp
(PL無し)Cin;127Vac,0ス,100?,70mA,(35mA at 150Vdc, 70mA at 140Vdc)
(PL付き)Cin;100Vac,25ス,100?,60mA(PL並列抵抗無し),70mA(200ス)
パイロット・ランプは3.2V,160mA豆球(JIS C7509)
25M-K15 NEC x5? 010818,
ラジオ用中間周波増幅5極管・低周波増幅3極管。東芝1957。6R-DHV1の開発当初,トランスレス管は同時に発表されておらず,後から作られた。ヒータ規格20V, 0.15A以外の特性は6R-DHV1に同じ。東芝真空管ハンドブック1960,Vol.1には,受信用真空管規格一覧表にのみ6R-DHV1とともに掲載。1960年頃は劇的な値崩れがあり,複合管を使用するメリットは失われたため開発後わずか数年で主要品種からすでに外されていた。
20R-DHV1 Tm (1958) 040918(sanyo SF98)
米国トランスレス管は+B電圧の低い日本では不利,米国の商用電源は120V,日本は100V。20%も低いとエミ減と同じです。特に障害となったのは,出力管で+Bが100Vがやっと,これでは1Wでません。性能が出ずに苦しんでいました。レスと言いながら,高級機はオートトランスやステップアップ用小トランスを組み込みました。そんな時,1955年頃,欧州おそらくPhilipsの開発により日本のラジオ史上画期的な球が誕生しました。それがHL94(米国EIA名30A5)です。米国には特別用事の無い球でしたが,日本では翌年の1956年には松下から国産化されました。東芝を始めとする各社も一斉に製造に踏切り,爆発的にヒット,米国35C5,50C5はたちまち駆逐されてしまいました。
30A5は中身はオーデイオで有名なEL86/6CW5,あるいはテレビの垂直偏向管PL84/15CW5などと同じで,入れ物だけが小さい球です。こちらがオリジナルと思われます。高パービアンス,高ゼロバイアス電流,高gmですから,低電圧で大電流,大きな出力が感度良く得られます。その後,日本ではこの球を原型にヒータ違いの相当管15M-P19(300mA系),45M-P21(100mA系),それに改造版7M-P18,30M-P23,30M-P27,30M-P32など,オリジナルの品種が多数生まれました。
|
Base |
Outline |
Eh V |
Ih A |
Eb V |
Esg V |
Eg V |
Ib mA |
Isg mA |
rp kohm |
gm mA/V |
RL kohm |
Po W |
|
15CW5 PL84 |
9CV |
21-4 |
15 |
0.3 |
100 |
100 |
-6.7 |
43 |
3 |
23 |
9 |
2.4 |
1.,9 |
10% |
6CW5 EL86 8CW5 XL86 10CW5 LL86 |
9CV |
21-4 |
6.3 8.0 10.6 |
0.76 0.6 0.45 |
170 200 |
170 470 o |
-12.5 215 o |
70 65 |
3.5 3.2 |
26 - |
11 - |
- 2.5 |
- 5.3 |
- 10% |
30CW5 |
9CV |
21-4 |
30 |
0.15 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
30A5 |
7CV |
18-3 |
30 |
0.15 |
100 |
100 |
6.7 |
43 |
3 |
22 |
9.2 |
2.4 |
2.1 |
10% |
35M-P14 |
7CV |
18-3 |
35 |
0.15 |
100 |
100 |
-6.7 |
43 |
3 |
22 |
9.2 |
2.4 |
2.1 |
10% |
15M-P19 |
7CV |
18-3 |
15 |
0.3 |
100 |
100 |
-6.7 |
43 |
3 |
22 |
9.2 |
2.4 |
2.1 |
12% |
45M-P21 Toshiba, 1961 |
7CV |
18-3 |
45 |
0.1 |
100 |
100 |
6.7 |
43 |
3 |
22 |
9.2 |
2.4 |
2.1 |
10% |
|
|
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サンプルは2本とも1960年4月製の新品箱入り(0D H)。ベースに朱印(1G),gm=51。プレートはEL86/6CW5系と全く同じ。ゲッタは角型。g1支柱は銅,フィンなし。g2は着炭。g3は銀色。ヒータはコイル。違いは管径が小さい,マイカが小さい,g1フィンが無い,g2支柱間の金具が無い,というところ。耐圧150Vはもっぱら電極損失で決まったようですが,逆に150Vまで保てば良いのですから,電極の支持などもギャップの取り方などもラフに作れます。ただ高gmと目合わせを管理するために,グリッド支柱はしっかりとマイカに金属ベルトで止めてあります。
左は1960年4月製(0D H),右は1963年5月製(3E I)の中古,gm=50。g3の切り方がやや長いが,両モデルともほぼ同じ。
ゲッタは1960年頃に角ゲッタがドーナツ・ゲッタになる。
定価\600。この箱は1950年中頃から1962年頃?まで使われたもの。ナショナルのロゴとローマ字のNationalロゴは丸枠に入っている。その後,四角枠に切り替えられた。この箱の中蓋には注意書き,クーポン券「共栄券をお忘れ無く」。販売促進のための還付金用。シールは既に使われていた。
「世界水準の品質と性能を誇るナショナル真空管 ラジオ用トランスレスMT管」という表題のシートが。表には12BE6,12BA6,12AV6,30A5,19A3,35W4,12AT6,35C5,50C5の規格がまとめて掲載されている。太字の球は「RF1段付きスーパにも組めるナショナル・ハイパーシリーズで日本の電源事情にマッチしたレスMT管の推奨品種であります」。裏面は30A5を用いたレス5球スーパの回路図付き。
ラジオからのサンプル。角ゲッタ。左(正面図)を見ると分かるように,東芝のプレートの形状は他社とやや異なり,電極上部と下部で絞り込む構造を採用している。これは小さい管径にできるだけ大きな幅の広いプレートを持ち込む工夫の様で,プレートの幅は1mm程広い模様。gm=51
裏側にHitachiの文字とロゴ。プレートの形状は松下製に近いが,中央の蓋が無い。グリッド支柱はg1が銅,他は銀色。このサンプルはラジオからのものでガラス管壁が黒化している。g1とg2の支柱はしっかりと下部マイカに金属ベルトで止めてあります。gm=未計測
1959年9月(IH4, 9-9, 角ゲッタ)。プレートの形状は独特の楕円型である。一番格好が良い。グリッド支柱は全部銀色。g3の支柱の間隔は他社と異なりやや広い。g1とg2の支柱はしっかりと下部マイカに金属ベルトで止めてあります。このサンプルはラジオからのもの。gm=53。
19A3(HY92)はトランスレスラジオ用の整流管。1956年4月松下。出力管30A5(HL94)とともに発表。米国35W4の省ヒータ電力管。12V少ないので球1本余計に使えるメリットがある。開発はPhilipsで当事のRETMA(EIA)登録は米AMPEREXによると思われる。米国では使われず,カナダのみ。国内では各社が製造。マジックアイや高周波1段の付いたトランスレス式の高級ラジオに使われた。
19A3 Mat 000928 tujino, 19A3 Matx3 020107
50EH5は,低コスト,高感度の低周波電力増幅管。低プレート電圧,大電流型の小型出力管で,gmが非常に高く高感度のため,わずか2Vrmsのドライブでフル出力1.4Wが得られる。生まれは定かで無いが,1959年頃,米国で開発されたものと見られる。NECがヒータ違いの50V, 25V, 12V, 6V管をまっ先に発表していることなどから,米国Sylvaniaが最初にTV向け兼ラジオ向けに開発したものと推定さる。米国ではヒータ電流150mA系のトランスレス出力管は,1940年代後半に35B5, 50B5がデビューし,すぐにピン配置を直したマイナーチェンジ版35C5, 50C5が登場して以来,実に10年以上もたっての新種であった。
国内では1960年,東芝は7月に25EH5と50EH5を発表し,1962年のマニュアルに掲載。(35EH5は1961年に輸出用に製造した記録があるが62.12.1現在未発売とある)。NECは10月に 50EH5を発表(マニュアルに6EH5, 12EH5, 25EH5, 50EH5を掲載)。10月,日立は50EH5を発表。12月,松下は50EH5を発表。
50EH5は国内各社が製造し,IF段で十分なゲインが得られない簡易型FMラジオで,高感度の特徴をいかして良く使用された。また,クリスタルピックアップを用いた安物のレコードプレーヤーでは50EH51本だけで実用になったことから定番となった。一方,35EH5は,50EH5のヒータ電力だけを70%低減した球で,パービアンスの減少とともに高感度の利点がややボケ,また出力も小さくなったため,トランスレス5球スーパーでは30A5の敵ではなく,普及には至らなかった。
球の価格は1968年部品ガイドによれば,定価ベースで,30A5は各社そろって600円であったのに対して,50EH5系の場合,NEC,松下が600円,東芝は450円。35EH5は松下600円,NECが565円,東芝450円,25EH5は,NEC, 東芝ともに450円。つまり,1960年から1961年に発売した時は価格競争にあり,後から発売したメーカ程,また後から発売した品種程,定価が低くなっている。実売価格は30A5系が100から150円だったのに対して,後進の50EH5系は流通量が少なく割高で,また東芝>松下>NECであったと思われる。
|
Base |
Outline |
Eh V |
Ih A |
Eb V |
Esg V |
Eg V |
Ib mA |
Isg mA |
rp kohm |
gm mA/V |
RL kohm |
Po W |
|
35EH5 RCA 1975, RC-30 |
7CV |
5D |
35 |
0.15 |
110 |
115 |
62 ohm |
32 |
7.2 |
14 |
3.000 |
3 |
1.2 |
|
35EH5, 35EH5A GE 1973, ETRM-15P |
7CV |
5-3 |
35 |
0.15 |
110 |
115 |
62 ohm |
32 |
7.2 |
14 |
12.000 |
3 |
1.2 |
|
35EH5 Toshiba, 1963.9 |
1:k+g3, 2:g1, 3:h, 4:h, 5:g1, 6:g2, 7:p |
18-3 |
35 |
0.15 |
110 |
115 |
62 ohm 2.1V rms |
32 32 |
7.2 12 |
14 |
12.000 |
3 |
0 1.2 |
- 8% |
25EH5 50EH5 Toshiba, 1963.9 |
|
18-3 |
25 50 |
0.3 0.15 |
110 |
115 |
62 ohm |
42 42 |
11.5 14.5 |
11 |
14.600 |
3 |
0 1.4 |
- 7% |
50EH5 4/0 [Mat2], [Fut2]
高周波増幅用双3極管。東芝1958年(6.3V管,600mA管)。日立1959年(150mA管)。TVチューナのカスケード増幅器用。NEC59
(原型・構造・特性)
6.3V,0.4A/4.2V,0.6A/16.8V,0.15A,mT21-2,
90V,-1V,8.5mA,4.5k,8mA/V,?36
原型は米国RCA系の4/6BQ7。フレーム・グリッドを使わない従来型の構造で,グリッドに6R-HH1よりはやや太いが0.04mm径の金メッキタングステン線を使用,6BQ7系と比べて電極間容量を維持しながらgmを40%程度引き上げた。6.3V用と600mAトランスレス管を同時発表した他,周波数混合用の高gm管(5M-HH3,6M-HH3)を同時に発表し,総合的に感度とNFを改善した。価格設定自体は6R-HH1と大差ないが構造自体が量産向きであったため,TVセット各社が採用に踏み切り,また真空管製造メーカ各社が生産したこともあり爆発的に普及した。東芝が発表した後,日立,NECも数ヵ月遅れて発表し,三菱,双葉,TENなど。製造しなかったのは松下位である。日立は自社の6R-HH1の普及を諦め,東芝とほとんど同時に4R-HH2/6R-HH2を生産した他,FMラジオ用の150mA管を発表した。gmのバラツキは誤差範囲ともいわれ,4/6BQ7Aとは上位互換で差し替え可能である。
レス(600mA)TV音声,レス(150mA)ラジオ用電圧増幅・出力用3極・5極複合管。東芝1959年。日立1959年。ECL82/6BM8系の600mA管8B8/XCL82,150mA管32A8/HCL82の同等管。
(原型・構造・特性)
8.0V,0.6A/32.0V,0.15A,mT21-4
(P)170V,170V,-11.5V,41mA,8mA,16k,7.5mA/V,RL3.8k,3.3W
(H)100V,(1k),1.9mA/V,?70
原型は欧州8B8/XCL82,32A8/HCL82で,全くの同等管。発表当時,国内では6BM8/ECL82と16A8/PCL82だけが知られており,600mA管と150mA管は欧州や米国で発表されていなかった。そこで,国内で独自に開発し,JIS/CES登録したものと考えられる。
(その後)東芝は6BM8HiFiの他,8B8,32A8を1960年に発表し,8R-HP1の形跡を抹消している。また日立も同様と思われる。
1959年米国Sylvaniaが開発した100mA系のトランスレス管18FX6, 18FW6, 18FY6, 32ET5, 36AM3は,国内では,日立が1960年10月には輸出用に18FX6, 18FW6, 18FY6, 32ET5, 36AM3を製造しました。また東芝は1961年にこの品種の他,60FX5を製造し,また国内向けに28R-HV2, 45M-P21を開発し,ラジオに用いました。NECは1962年,18FX6A, 18FW6A, 18FY6A, 34GD5A, 36AM3Bというラインで製造しています。日立,東芝もその後,A,B付きの球を製造しました。なお,1966年には東芝は早くも34GD5A,28R-HV2, 45M-P21を廃止品種としています。
Name |
EIA登録 |
|
Ph W |
Compatible |
Ph W |
|
| ||||||
18FX6 |
Sylvania |
Penta-grid Conv |
1.8 |
12BE6 |
1.89 |
|
18FW6 |
Sylvania |
RCO RF Pentode |
1.8 |
12BA6 |
1.89 |
|
18FY6 |
Sylvania |
Dual Diode High mu Triode |
1.8 |
12AV6 |
1.89 |
|
32ET5 |
Sylvania |
Beam Power |
3.2 |
35C5/50C5 |
5.25/7.5 |
|
36AM3 |
Sylvania |
Halfwave Rectifier |
3.6 |
35W4 |
5.25 |
|
| ||||||
34GD5 |
RCA |
Beam Power |
3.4 |
New |
|
|
36AM3A |
RCA |
Halfwave Rectifier |
3.6 |
New |
|
|
18FX6A |
Sylvania |
s.a. (Heater W.up) |
|
|
|
|
18FW6A |
Sylvania |
s.a.. (Heater W.up) |
|
|
|
|
18FY6A |
Sylvania |
s.a.. (Heater W.up) |
|
|
|
|
18GD6A |
Sylvania |
SCO RF Pentode . (Heater W.up) |
1.8 |
12AU6 |
1.89 |
|
18GE6A |
Sylvania |
Duplex-Diode High mu Triode (mu70) . (Heater W.up) |
1.8 |
12AT6 |
1.89 |
|
|
|
|
|
|
|
|
50FA5 |
Sylvania |
Beam Power |
5.0 |
New |
|
|
50FK5 |
RCA |
Beam Power |
5.0 |
New |
|
|
40FR5 |
Sylvania |
Beam Power |
4.0 |
New |
|
|
| ||||||
34GD5A |
RCA |
s.a. (Heater W.up) |
3.4 |
|
|
|
| ||||||
36AM3B |
- |
s.a. (Heater W.up) |
|
|
|
|
18FX6 T x2 040314(Toshiba TAS-6つき)
36AM3 HIT 021008
18FX6A Hitx2 060513
18FW6A hit 020113, 18FW6A hit 040712,
18FY6A T -,
36AM3B T 031110, 36AM3B T (box) 040712
Sylvaniaが1959年に開発した100mA系の5球スーパーラジオ球の出力管は32ET5である。その後,米国では50V管2種,40V管1種,60V管1種,34V管1種が作られた。国内では日立が1960年に,東芝が1961年にSylvaniaの5球を作ったが,100mA系トランスレスでは電圧不足で実用化は難しいので輸出向けだった。また,東芝はレコードプレーヤ用60FX5と国内向けに28R-HV2と45M-P21を開発している。その後,1962年に18FX日立は34GD5も作っている。
|
Base |
Outline |
Eh V |
Ih A |
Eb V |
Esg V |
Eg V |
Ib mA |
Isg mA |
rp kohm |
gm mA/V |
RL kohm |
Po W |
|
35C5 |
7CV |
5-3 |
35 |
0.15 |
110 |
110 |
7.5 |
40 |
3.0 |
- |
5.8 |
2.5 |
1.5 |
|
12C5,17C5 25C5, 50C5 6CU5, 12CU5, 17CU5 GE 1973, ETRM-15P |
7CV |
5-3 |
6.3 12.6 16.8 25 50 |
1.2 0.6 0.45 0.3 0.15 |
120 |
110 |
8.0 |
49 |
4.0 |
10 |
7.5 |
2.5 |
2.3 |
|
11C5, |
7CV |
5-3 |
11.6 |
0.45 |
110 |
110 |
7.5 |
40 |
3.0 |
- |
5.8 |
2.5 |
1.5 |
|
25F5, 25F5A |
7CV |
5-3 |
25 |
0.15 |
110 |
110 |
7.5 |
36 43 |
3.0 3.8 |
16 13 |
5.8 6.4 |
2.5 2.5 |
1.2 1.5 |
|
6AS5, 12AS5 GE 1973, ETRM-15P |
7CV |
5-3 |
6.3 12.6 |
0.8 0.4 |
150 |
110 |
8.5 |
35 |
2.0 |
- |
5.6 |
4.5 |
2.2 |
|
6CA5, 12CA5, 17CA5 |
7CV |
18-3 |
6.3 12.6 16.8 |
1.2 0.6 0.45 |
125 110 |
125 110 |
4.5 4.0 |
37 32 |
4.0 3.5 |
15 16 |
9.2 8.1 |
4.5 3.5 |
1.5 1.1 |
|
12DM5 |
7CV |
5-3 |
12.6 |
0.45 |
110 |
110 |
7.5 |
49 |
4.0 |
14 |
7.5 |
2.5 |
1.9 |
|
12ED5 |
7CV |
5-3 |
12.6 |
0.45 |
125 110 |
125 110 |
4.5 4.0 |
37 32 |
7.0 4.0 |
14 14 |
8.5 8.1 |
4.5 4.5 |
1.5 1.1 |
Phil,Mot |
35EH5, 35EH5A |
7CV |
5-3 |
35 |
0.15 |
110 |
115 |
62 o |
32 |
7.2 |
14 |
12.0 |
3.0 |
1.2 |
|
25EH5, 50EH5 |
7CV |
5-3 |
25 50 |
0.3 0.15 |
110 |
115 |
62 ohm |
42 42 |
11.5 14.5 |
11 |
14.600 |
3 |
0 1.4 |
- Mat,Fut |
32ET5, 32ET5A |
7CV |
5-3 |
32 |
0.1 |
110 |
110 |
7.5 |
30 |
2.8 |
21.5 |
5.5 |
2.8 |
1.2 |
|
50FA5 Syl |
7CV |
5-3 |
50 |
0.1 |
110 |
110 |
7.5 |
40 |
3.0 |
13.0 |
5.8 |
2.5 |
1.5 |
|
50FK5 RCA |
7CV |
5-3 |
50 |
0.1 |
100 |
115 |
62 o |
32 |
8.5 |
14.0 |
12.8 |
3.0 |
1.2 |
|
40FR5 Syl |
7CV |
5-3 |
40 |
0.1 |
110 115 |
110 115 |
7.5 180o |
32 34 |
3.0 3.2 |
20 - |
6.0 - |
2.8 3.2 |
1.5 1.3 |
|
12FX5, 19FX5, 60FX5 |
7CV |
5-3 |
12.6 18.9 60 |
0.45 0.3 0.1 |
110 |
115 |
62 o |
36 |
10 |
17.5 |
13.5 |
3.0 |
1.3 |
Hit/WH, - T |
34GD5 RCA |
7CV |
5-3 |
34 |
0.1 |
110 |
110 |
7.5 |
35 |
3.0 |
13 |
5.7 |
2.5 |
1.4 |
Hit |
4GZ5, 6GZ5 |
7CV |
5-2 |
4.0 6.3 |
0.6 0.38 |
250 |
250 |
270 o |
16 |
2.7 |
150 |
8.4 |
15 |
1.1 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
35GL6 |
7FZ |
5-3 |
35 |
0.15 |
110 |
110 |
7.8 |
45 |
3.0 |
12 |
7.5 |
2.5 |
1.8 |
|
50HC6 GE |
7FZ |
5-3 |
50 |
0.15 |
110 |
115 |
62 o |
42 |
11.5 |
11 |
14.6 |
3 |
1.4 |
|
50HK6 GE |
7FZ |
5-3 |
50 |
0.15 |
110 |
110 |
7.5 |
49 |
4.0 |
10 |
7.5 |
2.5 |
1.9 |
|
34GD5 HIT x3 021008,
60FX5 T 5G x2 kyodo990724
34DG5
トランスレス・ラジオ用中間周波増幅5極管・低周波増幅3極管。東芝1961
(原型・構造・特性)
28.0V, 100mA, mT21-2
(V)250V,100V,-1.0V,9.0mA,3.0mA,300k,3.5mA/V,-20V(40?A/V), Eb300V, Esg125V, Eg0V, 3W, 0.4W, Ehk+/-200V
(H)250V,-2V,1.2mA,62.5k,100,1.6mA/V, Eb300V, Eg0V, Pb0.5W
100mA系のトランスレスラジオ用。ヒータ電力もほぼ同等で,6R-HV2のトランスレスとしての絶縁特性を付加したマイナーチェンジ版とみて良い。
28R-HV2 T x2 040314(Toshiba TAS-6つき)
レス(100mA)ラジオ出力用5極管。東芝1961年。HL94/30A5の100mA管。
(原型・構造・特性)
45V,0.1A,mT18-3,7CV,
100V,100V,-6.7V,43mA,3mA,22k,9.2mA/V,RL2.4k,2.1W,10%,
150V/7.5W,150V/1.5W
ヒータ(30V0.15A)を(45V0.1A)とした。当然,ピン配置は30A5と同じ。トランスレス・ラジオ用100mAシリーズは,従来の150mAシリーズ(12BE6,12BA6,12AV6,50C5,35W5)に代る省エネルギーの5球スーパ用新型管(18FX6,18FW6,18FY6,35GD5,32AM3)として米国に誕生したが,日本国内では商用電圧が低いため使えなかった。このため,国内メーカは,周波数変換だけ米国型の18FX6を使うが,整流管はヒータのいらないシリコン・ダイオードとし,さらに検波用2極管に相当する部分にゲルマニューム・ダイオードを当ててヒータ電圧を節約することで,100mAシリーズの活路を見出そうとした。出力管35GD5は35C5の類似球であり,AC100Vの半波整流した+Bでは十分機能しないことから35C5に対して欧州系の30A5が使われたように,35GD5に対して30A5の100mA版である本45M-P21が誕生したのである。また,検波用2極・低周波増幅3極管18FY6の2極部を取り除き,中間周波増幅5極管18FW6を複合化した新型管28R-HV2も開発した。これにより,ようやく100mAのトランスレス3球スーパが誕生したのである。
(その後)国内主要球メーカは輸出用に100mAシリーズを生産したが,国内需要に限って言えば,150mAシリーズを新しい100mAシリーズに変えるメリットは全く無く,さらに国内は既にトランジスタ時代に入っていたため,全く普及せずに終わった。
|
Base |
Outline |
Eh V |
Ih A |
Eb V |
Esg V |
Eg V |
Ib mA |
Isg mA |
rp kohm |
gm mA/V |
RL kohm |
Po W |
|
15CW5 PL84 |
9CV |
21-4 |
15 |
0.3 |
100 |
100 |
-6.7 |
43 |
3 |
23 |
9 |
2.4 |
1.,9 |
10% |
6CW5 EL86 8CW5 XL86 10CW5 LL86 |
9CV |
21-4 |
6.3 8.0 10.6 |
0.76 0.6 0.45 |
170 200 |
170 470 o |
-12.5 215 o |
70 65 |
3.5 3.2 |
26 - |
11 - |
- 2.5 |
- 5.3 |
- 10% |
30CW5 |
9CV |
21-4 |
30 |
0.15 |
|
|
|
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30A5 |
7CV |
18-3 |
30 |
0.15 |
100 |
100 |
6.7 |
43 |
3 |
22 |
9.2 |
2.4 |
2.1 |
10% |
35M-P14 |
7CV |
18-3 |
35 |
0.15 |
100 |
100 |
-6.7 |
43 |
3 |
22 |
9.2 |
2.4 |
2.1 |
10% |
15M-P19 |
7CV |
18-3 |
15 |
0.3 |
100 |
100 |
-6.7 |
43 |
3 |
22 |
9.2 |
2.4 |
2.1 |
12% |
45M-P21 Toshiba, 1961 |
7CV |
18-3 |
45 |
0.1 |
100 |
100 |
6.7 |
43 |
3 |
22 |
9.2 |
2.4 |
2.1 |
10% |
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45M-P21 Tx2 040314(Toshiba TAS-6つき)